00797_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)6:受命したチーム(組織)が命令(指示)を正しく実行するよう環境を整える

命令の実行において大切なのは、結果指向・目的指向で、卑劣で非常識なものも含めて、合理的に準備を行ない、段取りを組むことです。

あらゆる想定外を想定し、悲観的に考え、命令が達成できない場合の予備案(Bプラン)をもっておくべきです。

お神輿をかつぐときにサボる人間が必ずでるように、集団で何かを行うとき、士気を高く維持することは困難であり、そんなことが自発的・自生的に起こり得ません。

チームで命令を遂行する場合、インセンティブ設計(残念賞・参加賞・努力賞も含めたもの)や、士気亢進システム(ゲームロジック)やペナルティが必要な場合もあります。

すなわち、アメとムチといた、受命したチーム(組織)が命令(指示)を正しく実行するような功利面で士気が維持・向上するような環境作りも必要です。

特に、外部の専門家や支援者を招聘する際、この種の条件設計は、プロジェクトの成否に直結するほど重要です。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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