01731_企業が行うべき最新ネット風評対策_(1)序:企業活動に対して有害に作用するネットメディアの負の側面

ネットメディアの急速な発達は、情報の流通のあり方や、流通スピード(拡散スピード)自体を格段に向上させる、という
「革命」
を起こしました。

他方、ネットメディアには、負の側面も否めません。

企業に対する悪評が、ネットメディアを通じて伝達された場合、低コスト・高パフォーマンスで、従来では考えられない時間的・地理的範囲において拡散し、しかも、修正・訂正・削除が事実上不可能である、という意味において、ネットメディアは
「信用を基礎として展開する企業活動にとって悪夢」
となり得ます。

裁判手続きは、時代遅れといっていいほど時間、費用がかかる手続きであり、現代のネットメディア環境とはまったく対応できていないし、言ってみれば
「役立たず」
でしかありません。

本シリーズでは、企業が被害者となるネット上の風評被害対策として、
「時代遅れで、役立たず」
の裁判に依拠する方法ではなく、対抗言論、第三者委員会の活用といった、効果的な方法を紹介していきたい、と思います。

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著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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