01735_企業が行うべき最新ネット風評対策_(5)ネットメディアによる企業攻撃が行われた場合における、企業法務安全保障の先端知見を活用した効果的対策(ⅰ):迅速な火種、予兆の発見

ネットメディアを用いて企業の信用低下を狙った攻撃が行われた場合の対策としては、法律や裁判を振り回すことは適切とは言い難い、といえます。 そこで、ネットメディアによる企業攻撃が行われた場合においては、一部取組が進んでいる企業において、企業法務安全保障の先端知見を活用した効果的対策が構築され、運用され始めています。 1 迅...

01734_企業が行うべき最新ネット風評対策_(4)ネットを通じた企業攻撃に対し、裁判手続きは「時代遅れで、役立たず」

ネットメディアは、瞬時に全世界中に情報が拡散してしまう特徴を有し、風評被害対策においてもスピードが求められますが、法制度や裁判制度はこのようなネットメディア環境のスピード感に対応しているとは言い難く、端的に言えば、「時代遅れで、役立たず」の代物なのです。 たとえば、「XX銀行は、不良債権処理とかスゲーいい加減で、実際は...

01733_企業が行うべき最新ネット風評対策_(3)ネットメディアの登場により企業攻撃の態様は革命的に変化:企業攻撃に用いられるネットメディアの尋常ならざるパワー

「リアル」な企業攻撃の代表例である街宣活動と比較して、ネットメディアが企業攻撃に用いられた場合はどうか、その特徴を観察してみましょう。 まず、ネットメディアには、その特質上、時間的・地理的範囲に制限がなく、世界中の人間が24時間閲覧可能です。 さらには、スマホ、タブレット等の急速な普及により、スマホ、タブレットでネット...

01732_企業が行うべき最新ネット風評対策_(2)ネットメディアの登場により企業攻撃の態様は革命的に変化:昭和・平成初期の企業攻撃のあり方

2014年にはブルガリアにおいて、ネット上の情報が発端とされる銀行の取り付け騒ぎが起きたことが報道さましれた(ロイター通信2014年6月30日配信)。 無論、これは海外の事例ですが、現に日本でも、2003年にチェーンメールを発端とした地方銀行の取り付け騒ぎが起きています。 銀行の取り付け騒ぎは、ネット上の風評のみが唯一...

01731_企業が行うべき最新ネット風評対策_(1)序:企業活動に対して有害に作用するネットメディアの負の側面

ネットメディアの急速な発達は、情報の流通のあり方や、流通スピード(拡散スピード)自体を格段に向上させる、という「革命」を起こしました。 他方、ネットメディアには、負の側面も否めません。 企業に対する悪評が、ネットメディアを通じて伝達された場合、低コスト・高パフォーマンスで、従来では考えられない時間的・地理的範囲において...

01730_訴訟で”必敗”してしまうクライアントの偏向的思考と習性:バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアントは訴訟で決して勝てない_(7・終)どうやったら、訴訟で必敗せずに済むのか

では、どうすれば、当事者・クライアントとして、訴訟で必敗せずに済むのでしょうか? 以上みてきた「バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアント・当事者」とは真逆の当事者・クライアント、すなわち、「賢く、成熟して、誠実で、八つ当たりせず、謙虚で、 カネに糸目をつけない(財布を気にするなら、最初から訴訟沙汰し...

01729_訴訟で”必敗”してしまうクライアントの偏向的思考と習性:バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアントは訴訟で決して勝てない_(6)ケチなクライアント

1 壮大な資源動員合戦・消耗戦の様相を呈する訴訟 あまり議論されていない点で、そのため、かなりの誤解があるのですが、訴訟はかなりのコストがかかります。 そして、訴訟に勝つのは、正しい方、真実を語っている方ではなく、訴訟という「壮大な資源動員合戦・消耗戦」を勝ち抜くコスト負担・資源動員負担に耐えられる側、ということになり...

01728_訴訟で”必敗”してしまうクライアントの偏向的思考と習性:バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアントは訴訟で決して勝てない_(5)傲慢なクライアント

1 「天動説」的幼児性精神構造 裁判沙汰になるようなトラブルを抱える方々は、当事者のいずれか、あるいは当事者双方ともに、幼児性精神構造を持っている場合が少なくありません。 知性と成熟性を備え、メタ認知(自己客観視、俯瞰認知)できる者同士、あるいはそのような成熟した本来的大人が一方にいれば、話し合いでカタが付き、裁判沙汰...

01727_訴訟で”必敗”してしまうクライアントの偏向的思考と習性:バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアントは訴訟で決して勝てない_(4)外罰的なクライアント

1 クライアントに選択と決定という責任を果たすことが求められる「訴訟 」という営み 1)訴訟という営みは、選択や決定の連鎖で成り立つ壮大な試行錯誤 訴訟という営みは、選択や決定の連鎖で成り立つ、壮大な試行錯誤の営みです。 訴訟の当事者は、各選択局面毎に、論理的に想定可能な全ての選択肢を整理・抽出し、展開予測とストレステ...

01726_訴訟で”必敗”してしまうクライアントの偏向的思考と習性:バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアントは訴訟で決して勝てない_(3)怠惰なクライアント

1 怠惰なクライアントとは、自分の言いたいことを、しっかり、きっちり、「『証明可能な事実』と『反証不能な論理』だけを使って、法的に論理的・合理的な形で再構成・再構築」し、これをしびれるくらいわかりやすく「ミエル化・カタチ化・言語化・文書化」する、というタスクをいい加減に考えたり、途中放棄するクライアント 訴訟におけるプ...