企業活動、すなわち、組織ぐるみでの金儲けをやっていく上では、
「後先考えず、脇目も振らず、効率的でより多くの金儲けだけを考えてればそれでいい」
ということにはなりません。
目先の欲得や自分の都合だけを優先するわけにはいかず、法律や契約というものを遵守しなければなりません。
場合によっては、取引相手等が、法律や約束を守ってくれずに好き勝手やりたい放題やって、こちらに迷惑や損害を与えるような場合には、これを守らせるようにする必要もあります。
このように、企業が
「組織ぐるみでの金儲け」
に盲目的に邁進するあまり、法律や契約を忘れたり、無視したりするようなことがないよう、また、法律や契約や忘れたり無視したりする取引相手等に対して文句を言ったりヤキを入れたりするような活動、すなわち、企業法務と呼ばれる活動が企業において必要となります。
そして、この企業法務を専門で行う、警察と外交官と軍隊のような組織が必要となります。
難しい言葉で言うと、
「企業の法務安全保障」を行う専門チーム、
という言い方になりますが、これが
法務部等を始めとする法務組織
と呼ばれるものです。
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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