01869_予防法務_ビジネスにおける情報発信その2

ビジネスにおける情報発信は、
「言いたいことを言う」
から、発信するのではありません
し、
「SNS戦略」
をすすめるためには、

・(SNSであろうがその他の媒体であろうが、金と時間と労力をかけて発信すべき)メッセージの単純化・平準化・標準化(言いたいことを、小学校5年生でもわかるようにシンプルに磨き上げる)
・メッセージの対象の選定
・メッセージを伝達させる媒体の選定
・メッセージのミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化
・メッセージの効果検証
・さらなるゲームチェンジや試行錯誤(や撤退見極め)

という営みをPDCA(合理的試行錯誤)で推し進めることが必要です。

中小と呼ばれる規模の企業においては、
「そのようなPDCAを遂行する能力と経験と責任を負担し得る担当者」
が、不在であるのが実情です。

上場企業であっても、この種のタスクを責任をもってこなせる人材に不足し、後手後手に回っているところも実に数多く、非常な難題と考えます。

企業の規模の大小問わず、
「SNS戦略」
は、正解がなく、定石もなく、ゲームのルールやロジックも帰納的に発見せねばならず、試行錯誤の連続で現実解を見つけ出す営みであり、
「トップがフルエンゲージしないと、進まない(トップがフルエンゲージしても進まない)」
ので、奮闘、あるいは奮闘しても成果が出ないことは、やむなし、でしょう。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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