01890_弁護士として実装すべき知的なスキル

弁護士として実装すべき知的スキルの土台には、
「理論なき経験は無価値であり、同様に、経験なき理論も無価値 」
というものがなければなりません。

筆者は、弁護士業務に30年ほど携わっていても、未だ知らないことや、未経験のことは山程あります 。

だからこそ、
「理論なき経験は無価値であり、同様に、経験なき理論も無価値 」
という土台をもとに、

・すべて、(拙い、浅学の)理論に基づき、未熟な経験に照らし、取り組み、
・日本社会の紛争経験値の凝縮である裁判例を丁寧に調査し、
・「正解と予定調和と定石が存在するルーティン」ではなく、すべてを「正解がなく、合理的PDCA(試行錯誤)の連鎖によって、最善解にたどり着く可能性のある、ゲーム」と捉えて、すすめ、
・ゲームチェンジも含めて、最後まで試行錯誤を続ける

ことに、重きをおいているのです。

このスキルをもって、どんな小さな事件であれ、タカをくくったりせず、謙虚かつ真摯に向き合い、対処をしていくことが、弁護士として、最低必要な姿勢ではないでしょうか。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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