02070_弁護士の役割とクライアントの協力体制その2_「総括と振り返りと反省」の必要性

法律専門家の意見や評価が欠けたまま交渉が進められ、暗礁に乗り上げそうだと判明したとたん、弁護士に相談するケースは、実は少なくありません。 その場合、弁護士として、クライアントと交渉関係やプロジェクトの進行を円滑にするために、必須の前提と考えるのは、 1 交渉前に形成された状況や不利な立場となる判断をくだした経緯を、クラ...

02068_弁護士の役割とクライアントの協力体制その1_「最善解模索アプローチ」

弁護士として、クライアントとプロジェクトとの関係を構築する際に重要視している点がいくつかあります。 まず、弁護士が関与する前に生じた不利な状況に対して、クライアント自身がどの程度反省し、その原因を整理して総括しているか、ということです。 これに加えて、弁護士のアプローチである「正解探求ではなく、最善解を模索する」という...