01908_冷静な判断ができない状況に陥るとは

法律相談にて、弁護士から現実をきかされたとき、パニックになって冷静な判断ができない状況に陥る相談者が少なくありません。 また、「急がば近道」の思考回路となり、「急がば近道が正常」という状況になる相談者もいます。 「特効薬」「速攻で解決する方法」を模索するあまり、「冷静な状況認知・状況解釈・状況評価・課題整理・秩序だった...

01891_弁護士として実装すべき知的なスキル(続)

弁護士は、少なくとも、志向においては、 1 新しい環境を知り、理解する力(新規開放性、新規探索性及び思考の柔軟性)2 自己を健全に否定する力(健全で明るく前向きな自己否定を可能とする謙虚なメンタリティ)3 否定した自己を環境に合わせて変化させる力(カッコ悪さや恥をかくことや頭を下げることを恐れない勇気と柔軟性) を実装...

01871_プロジェクト目的達成と受験勉強の酷似性

予防法務であれ紛争法務・臨床法務であれ、法務についての作戦を遂行する実務家としては、作戦目的に「正邪」はありません。 ただ、作戦合理性があるだけです。 目的を達成するのは、 「正しい人間」 ではありません。 「強い人間」すなわち、「合理的で、(ズル)賢く、素早く、他人に期待せず、自分にできることに徹して、努力した、強い...

01869_予防法務_ビジネスにおける情報発信その2

ビジネスにおける情報発信は、「言いたいことを言う」から、発信するのではありませんし、「SNS戦略」をすすめるためには、 ・(SNSであろうがその他の媒体であろうが、金と時間と労力をかけて発信すべき)メッセージの単純化・平準化・標準化(言いたいことを、小学校5年生でもわかるようにシンプルに磨き上げる)・メッセージの対象の...

01868_予防法務_ビジネスにおける情報発信

ビジネスにおける情報発信は、「言いたいことを言う」から、発信するのではありません。 ベネフィットがあるから、あるいはリスクやダメージを避けるために、発信します。 そのためには、まず、状況を認知し、状況を評価し、展開予測を考え、目的を設定し、課題を発見し、課題を克服するための手段をいくつか創出し、手段それぞれの功利分析を...

01867_ 法務相談の費用

弁護士は、日常的に、 「事件」という言葉を使いますが、それは、「案件・プロジェクト・弁護士業務」と同義です。 「法律相談」とは、弁護士が、事件として対応する必要があるかないかを見極め、対応する必要が有る場合に、その成否蓋然性と動員予算(見積もり)を推定して、提示するのが目的です。 ですから、相談者が法律相談に1回行った...

01866_顧問契約とは

かかりつけ医をもつようなイメージです。 今後、法律相談ないし各種ビジネスや社会経済生活上の課題や不安が生じた場合に、問題解決に至るまでの時間とコストが節約でき、また、いざというときには、課題対処を支援してくれる用心棒がいてくれる安心感を提供するものです。 顧問契約の有無による対応の差を説明すると、よりわかりやすいでしょ...

01865_ネットトラブル対策法務_掲示板書き込みの証拠保全その2

掲示板書き込みの証拠については、公証役場で手続きを実践し保全しておくことを推奨します。 手続きのための事務資源がにあれば、下記を参照にすすめましょう。 事務資源がなければ、別途有償で、弁護士が事務提供することは可能です。 尚、繰り返しますが、このような保全手法をとっておかないと、消された書き込みは、なかった扱いになりま...

01863_ネットトラブル対策法務_掲示板書き込みの証拠保全

掲示板書き込みの証拠保全は重要です。 保全手法をとっておかないと、消された書き込みは、なかった扱いになりますし、時間があまりに経過しすぎても、後日の改善を疑われます。 結局、この種の事務的準備をどこまで丹念にやるかが、相対的な戦略的優位性を蓄積することにつながります。 この種の事務的準備は、地道な作業ですし、直接、売り...

01858_スモールビジネス(個人事業)を立ち上げる際に検討すべき事柄その2

一般的には、顧客リスト(これは事業の生命線です)が整って、売上が見込めてから、独立します。 顧客とは利益をもたらしてくれる人です。 こちらに手間をかけさせ、カネを吸い取るのは客ではなく、ドロボー(時間ドロボー、要するにドロボーということ)です。 顧客リストは整理していますか? 顧客、潜在的顧客は、リストに何人載っていま...