01827_法的・戦略的ランドスケーピング(機能的状況俯瞰)の意義・価値・重要性~弁護士とクライアント、それぞれ眺めている風景が異なると、悲劇を生む~_その1_楽観バイアスによる「法的課題」の認識の有無

戦いにおける地の利の分析や、安全保障における地政学と同様、法的紛争解決を戦略的に志向する場合にあっても、環境を俯瞰的・客観的に観察し、機能的に理解・評価することは、非常に重要です。 これは筆者の造語ですが、この種の機能的状況観察(場合によっては、経時的変化を検討する、展開予測も含む)という営みを「ランドスケーピング」「...

01824_定年後の従業員との雇用関係解消

定年後の従業員を再雇用することなく、退職勧奨によって雇用関係解消をする場合、承諾書をつかうという手法があります。 その効果は大きいですが、つかいかたを誤ると、紛議の元となりますので、内容はもとより、その扱いには慎重を要します。 すなわち、従業員より承諾書を徴求できると、潜在的紛議は消失したものと評価されますが、承諾書を...

01823_理解しているつもりでも、全く成立していない「弁護士との対話」

クライアントが弁護士に不満を募らせることがあります。 弁護士が対応しているにも関わらず、未だ解決していない、あるいは、解決に時間がかかりすぎている、と感じるような場合、弁護士の見ている風景と、クライアントが見ている風景が違うことがあります。 たとえば、弁護士が年単位で時間がかかるとみる一方で、数か月以内には解決するだろ...

01822_課題対処のためのリテラシーその3

訴訟を提起して、相手から出てきたミスやエラーや心得違いや違法行為を、増幅して、大事(オオゴト)にして、法的メッセージとして構築して、相手がもっともビビるような体裁でフォーマル化して、どんどんぶつけていきます。 このような前提にして、また、企業の取り組み哲学を明確にして、猫パンチをどんどん繰り出して、相手に負荷を与える、...

01821_課題対処のためのリテラシーその2_見て見ぬ振りをするか、訴訟でやり込めるか

相手のミスやエラーや違法行為を無視・軽視して、見て見ぬ振りをするか、それとも、鬼の首を取ったかのようにして誇張して、嫌がらせの武器として、訴訟でやり込めるか・・・。 「相手のミスやエラーや違法行為を無視・軽視して、見て見ぬ振り」をして、そのままおざなりの解決をしたがために、不安に苛まれ、不満が募る方がいます。 「相手の...

01820_課題対処のためのリテラシーその1_人は法を守れない

クライアントには、まず、前提として、課題対処のために必要な正しいリテラシーを実装していただく必要があります。 1 人は法を守れない 人間は、生きている限り、法は守れません。 これは歴史上証明された事実です。 つまり、誰しも、叩けばいくらでもホコリが出てきます。 詳細が必要であれば、 をご高覧ください。 著者:弁護士 畑...

01819_紛争法務戦略構築

紛争法務戦略構築は、法律知識だけでは対処できないもので、相手の心理や状況に対する想像力の豊かさがポイントになります。 この手のノウハウは、無論、東大でも司法研修所でも教えてくれませんし、法廷に立ったことがなく行政書士みたいな仕事だけで食べておられる予防法務専門弁護士の方々もあまりご存じない領域です。 この戦略構築能力は...

01818_ステップ4:相手方への訴訟提起

弁護士は、クライアントからのファクトレポーティングをもとに、法的三段論法を用いて法的主張を構築し、相手方に対して、これをぶつけていきます。 この圧力が契機になって、裁判外交渉の場ができて、そこで、圧力と対話を織り交ぜた解決に向けた協議が持たれる可能性も出てきます。 しかし、クライアントと相手方の利害対立がシビアで、裁判...