01720_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)31_株式会社運営システム

会社の運営機関は、よく国の政治機構にたとえられます。日本の国の政治システムはなかなかわかりにくいですが、法律的にとらえると実に単純です。すなわち、日本の政治は、 1 国民が自分の意志を代弁してくれる代表(国会議員)を選び2 その選んだ代表があつまる会議体(国会)が多数決で国の代表(内閣総理大臣)や国 の運営の重要なルー...

01716_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)27_有限責任と無限責任

経済社会においては、「株式会社」という存在は欠かせないものであり、皆さんも日常よく耳にされているかと思います。 他方、株式会社という法律上の仕組みは意外と難しく、大学法学部生は専門課程において、「会社法」という科目として1年かけて勉強するのですが、それだけ勉強してもなお定期試験で悲惨な成績しか取れない学生が結構多い、と...

01056_「非法務活動(疑似法務活動)の概念整理(概念区分)」による法務活動の定義外延の明確化

企業法務の活動を正しく理解し、位置づける上では、倫理、道徳、伝統文化、環境問題、社会貢献、CSRといった「非法務活動(あるいは疑似法務活動)」と企業法務の関係性を概念整理(概念区分)し、このような「非法務活動」を「本来の企業法務活動」に混在させないことが極めて重要です。 学者や実務家の中には、コンプライアンス法務に企業...

00675_企業法務ケーススタディ(No.0225):法務部って何するところ? 必要なの?

本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース32:法務部って何するところ? 必要なの?をご覧ください。 相談者プロフィール:斎藤工業株式会社 代表取締役社長 斎藤 拓司(さいとう たくし、35歳) 相談概要: 未上場の...

00600_企業法務やコンプライアンスは永遠に不滅です

人は法を犯さずには生きていけませんし、企業も金儲けという本能を抑え込んで法を遵守する、ということはおよそ期待できません。 無論、経営幹部やビジネスパースンが、・楽観バイアスを克服し、正しく法やリスクを認識し、賢く振る舞い、 ・平時から有事を想定した法令遵守や文書管理を緻密に行い、・危機にあって、大事を無事に済ませるため...

00524_企業法務とテクノロジー

企業法務に、人工知能やRPA(Robotic Process Automation)を導入する、という動きが始まっています。 「法務とテクノロジーの融合がはじまった」などというニュース等で語られる“祝詞”を聞くと、「こういう新しい技術を用いると、法務という仕事が革新的に進化するのではないか」と漠たる期待をもちますし、(...

00522_令和の時代になっても、企業不祥事は絶対なくならない

企業法務、なかんずく、コンプライアンスについてのセミナーにおいて、冒頭、私がよく引用する事件があります。 =======================宗教法人の高野山真言宗(総本山・金剛峯寺、和歌山県高野町)の宗務総長が宗団の資産運用を巡り交代した問題で、外部調査委員会が損失額を当初の約6億9600万円から約17億円...

00339_企業法務のイシュー・スポッティング・ツール(企業法務の全体像・各論)

運営管理コード:CLBP15TO15 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】✓当サイトをご訪問いただいた企業関係者の皆様へ:✓当サイトをご訪問いただいたメディア関係者の皆様へ:✓当サイトをご訪問いただいた同業の...

00338_企業法務のイシュー・スポッティング・ツール(企業法務の全体像・総論)

組織論(ハードウエア)とオペレーション論(ソフトウェア) 運営管理コード:CLBP14TO14 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】✓当サイトをご訪問いただいた企業関係者の皆様へ:✓当サイトをご訪問いただいた...

00337_企業法務の定義

企業法務の定義について、諸説あることは理解しております。 1ついえることは、法律で明確な定義があるわけでもなく、いまだ学説が固まっているわけではなく(そもそも、企業法務について、学説や理論自体が存在せず、私を含めて、学者や実務家が、それぞれ勝手気ままな考え方を述べている、極めて未熟な分野です)、その意味では、私の定義も...