01983_英文契約の対処課題

英文契約を取り交わす場合、いくつかのレベルに分類されている不安や悩みが生じるものと考えられます。 そして、それは以下のような段階をおって、課題が精緻化・特定されます。 1 (外国語で書かれてあるため)言葉がわからず、何が書いてあるかわからない 2 (言葉はわかるが)意味がわからない 3 (言葉や意味は理解できるが、概念...

01543_Hearsayとは

Hearsayとは伝聞証拠のことを指します。 伝聞証拠は、又聞きにすぎないものですから、本当にそういう発言が原供述者によってなされたかどうか確かめることができないため、アメリカの証拠法上の原則として 証拠として採用がされません(伝聞法則あるいは伝聞証拠排除則。日本の刑事訴訟法でも同様の原則が採用されています)。 しかし...

01542_The Uniform ●●● Actとは

我が国では、「The Uniform ●●● Act」は、「統一●●●法」等と訳されることがありますが、定訳とは言えませんし、米国の法制度に関する理解に照らしますと、適切な訳語ではありません。 なぜなら、「The Uniform ●●● Act」は、いわゆる「法律」そのものではなく、「各州が、州法を制定するにあたって模...

01541_depositionについて

「deposition」は、「証言録取」などと訳されますが、 我が国では、完全に一致する制度はありません。 法廷以外の場所(例えば弁護士事務所など)において、宣誓させる権限のある者の前で、質問に対して答えさせる方法で証人から証言を得て、それを書面化したものです。 通常、原告側・被告側の双方の代理人(弁護士)が質問を行い...

01445_欧米国際法務>欧米国際法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令管理

1 インターネット上の有償・無償の情報 各国の法令については、それぞれの国がインターネット上で法内容を公開している場合がありますので、こちらがまず参考になります。 その他、それぞれの国の法律事務所が、情報提供の趣旨で、英語で(場合によっては日本語で)法体系の全体や特異な取扱等を開示していることもあります。 2 ジェトロ...

01444_欧米国際法務>欧米国際法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令環境>モデル取引規程

国際取引では、日本国内の銀行取引において用いられる銀行取引約款や、建設工事において用いられる旧四会連合約款などのような、各種モデル規程が整備されていますので、以下典型的なものを概観します。 1 インコタームズ インコタームズ(Incoterms)とは、民間機関である国際商業会議所(International Chamb...

01443_欧米国際法務>欧米国際法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令環境>EU(欧州連合)

EUにおいては、EU法とEU加盟国の国内法が抵触する場合には、EU法が優先します。 また、EUの規則(Regulation)は、EU域内の各国政府及び民間企業を直接規制するものとされ、直接適用されます。 その他、EUには指令、決定、勧告、見解等の法形式が存在しており、それぞれの適用範囲や効力が異なっており、EU域内でビ...

01442_欧米国際法務>欧米国際法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令環境>米国

1 連邦制度 米国は連邦制度を採用しており、それぞれの州には、一定の範囲に関する立法権が与えられています。 他方、連邦議会は、米国憲法のArticle I Section 8(第1条8節)などによって定められた範囲においてのみ立法する権限を与えられています。 具体的に言いますと、破産や知的財産に関する法律は、連邦議会に...

00834_文書管理業務について、英米法体系における弁護士特権の活用による機密性保持

英米法(コモンロー)体系の国によっては、弁護士が依頼者から預かった文書についての絶対的な保秘権(attorney-client privilege)を有している場合があり、当該国で紛議に巻き込まれた場合、文書の保秘という点において絶大な威力を発揮します。 この点において、重要な文書は信用できる現地弁護士の保管とするか、...