01760_2時間で丸わかり!M&A実務・M&A法務の体系と全体構造と基礎

企業法務を担う弁護士の先生方や、企業の社内弁護士や法務担当者方向けのコンテンツです。 セミナー開催した当時のものですが、満足度評価平均は、4.4点(5点満点中)でした。 寄せられた感想としては 「実践的で分かりやすかったと思います」 「M&Aという難しい分野を楽しく解説してもらい、よかったと思ます」 「実務的な内容が非...

01711_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)22_M&Aに関する法とリスク

1 M&Aとは何か M&Aとは、企業そのものを取引対象とする売買、すなわち「買い物」の一種ということです。 普通の取引対象といえば、ヒト、モノ、カネ、ノウハウといった形で、個別経営資源毎にバラバラで調達します。 他方で、「これをいちいちやっていると面倒くさくてしょうがない。ヒト・モノ・カネ・ノウハウが統...

01632_M&Aにおけるデューディリジェンス実務の意味と価値

「デューディリジェンス(Due Diligence。「デューディリ」あるいは「DD」と略されることもあります)」という言葉が、よくM&A業界界隈で聞かれます。 M&A実務の世界では、「買収対象である企業の調査」とほぼ同義のものとして使われています。 M&Aを「結婚」あるいは「養子縁組」になぞらえると、「お嫁さん...

01628_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(19・終)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその12_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅹ)_(i)正しくプロジェクトの結末を総括する

皆さん、お手洗いに行ったら、必ず、拭くべきところを拭き、流すべきものを流し、手を洗い、身だしなみを整えてからお手洗いから出てこられると思います。 たとえ、用足しの途中に、重要な電話がスマホにかかってきて、一時中断となったとしても、この手続を省略して、何も体裁をほどこさずに、電話をしながらお手洗いを出て、歩きながら電話を...

01627_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(18)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその11_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅸ)_(h)正しく試行錯誤する

01626において、「(g)命令の達成状況を確認する」というビジネス上のタスク・アイテムについて、「正しい命令が、正しく、予定どおり実行され、成果が想定どおり達成される」ということ事態が稀有である、という保守的な想定のもと、慎重に、臆病に、命令達成状況を細かく把握し、確認することが、プロジェクト・マネジメントにおいて必...

01626_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(17)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその10_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅷ)_(g)命令の達成状況を確認する

01625では、 「正しくデザインされ、策定され、発令した命令」が、「漫然と成果を待っていただけでは、永遠に正しく実行されないまま放置されるか、あるいは、本来の方向とは違った方向に進みだして、有害な結果をもたらすリスクが増殖する」ということを指摘し、「正しい命令が、正しく実行されるためのスキル」をご紹介しました 。 そ...

01625_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(16)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその10_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅶ)_(f)命令を正しく実行させる

「SMART」基準を充足する適切なコミュニケーションメッセージとしての「正しい命令」が発令されたとしましょう。 「正しい命令」すなわち、「デタラメで適当で、具体的かつ現実的な観点で何を達成したいのか理解不能な命令」ではありません。 また、「たとえ、美辞麗句がまばゆいくらいに散りばめられた格調高い文章で表現されていたとし...

01624_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(15)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその9_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅵ)_(e)正しい命令を企画・制作し、正しくデリバリ(発令)する

物事を正しく進め、成果を出すためには、さらにいえば、M&Aのように「常識が通用しない、イレギュラーでアブノーマルなプロジェクト」を成功させるためには、正しい状況認識ができ、正しく目的が定められ、正しく課題がみつけられただけでは、まだ不十分です。 大きなプロジェクトを進めて成果を出すためには、ほぼ例外なく、ヒエラルキー(...

01623_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(14)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその8_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅴ)_(d)正しく課題をみつける

M&Aは、「結果とそこに至る経過が明確で一定の資源(時間と費用と労力)をかければ属人的な能力差にかかわらず予定調和的に成功ないし成果がイメージできるルーティン」とは違い、「正解も定石もなく、結果がどこまでいっても蓋然性にとどまるゲーム」としての性格を有します。 このM&Aのような「常識が通用しない、イレ...

01622_企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(13)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその8_(C)M&Aプロジェクトの全体的な戦略の合理性(ⅳ)_(c)正しい目的の設定

おそらく、皆さんは、学校の先生や、お父さんお母さんから、「努力は尊い。結果が全てではない。努力はいつか報われる。失敗をおそれるな」といった類の話を聞いて育ったかもしれません。 しかし、これらは、ビジネスやプロジェクトマネジメントの世界(M&Aは、ビジネスの世界における、非常に高度で知的で失敗の多発するリスキーなプロジェ...