01918_もめごとが起きたとき、相手とケンカをするには、「感情か、勘定か」の根源的二元対立構図からは逃れられないという現実_その1

もめごとが起きたとき、相手とケンカをするために、弁護士に相談するとしましょう。 相談を受けた弁護士(軍事と有事外交の専門家)としては、「では、ケンカをしましょう」とは言わず、まず、その目的を当事者(以後、相談者)に聞くことになります。 大抵の相談者は、「目的といわれても・・・」と、目的を明確に説明できないのが現実です。...

01917_相手が合意ないし確認事項に関して文書を交わそうといってきたときにすべきこと

相手が、合意ないし確認事項に関して文書を交わそうと言ってきたとき、まず、すべきことは、「相手が言わんとすることは何であるか」を吟味することです。 それには、その文書を交わすことについて、当方・相手、それぞれのメリット・デメリットを分析します。 そして、当方・相手方、それぞれの利益・損失の金額、将来に生じるであろう利益・...

01916_主張立証における留意点

1 事実に関するファクトレポート 留意点1 5W2H形式で書き記す留意点2 修飾語や副詞などの形容表現は一切厳禁(*) (*)「たくさん」「いっぱい」「非常に」「一生懸命」「がんばった」等、形容詞等を使うと、簡単でラクですが、裁判所では、事実を語っていない、ウソ、虚偽と同等に扱われます。業務日報のように、客観的で端的で...

01915_もめごとが起きたときの当事者の内面状況その2

もめごとが起こったとき、一番大きな問題となるのは「当事者に強固なバイアスが働く」ということです。 当事者の内面としては、「◯◯の専門家」に頼めば、何とかなるんじゃないか(と思いたい)、と考えがちです。 これが「強固なバイアス」というものです。 他方で、相談を受けた弁護士は、「任せろ」「何とかしてやる」「正解を知っている...