01373_倒産・再生法務>倒産・再生法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ

1 公平性・透明性の遵守 倒産等の現場においては、何より公平性・透明性が要求されますので、戦略面で知恵を絞って資産の避難や抜け駆けしようとしても、そのような行為は、詐害行為取消権行使や否認権行使の対象となり、後日、全て否定されてしまうことがあります。 さらに、場合によっては、詐欺破産罪などで、刑事上の訴追を受けるリスク...

01351_会計・税務関連法務>会計・税務関連法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>税務争訟及び犯則調査への対応>税務調査・賦課処分対応その3

4 税務訴訟 不服申立段階においても、処分が取り消されず、不当な更正処分が維持継続している状況を改善するには、裁判所に訴える必要があります。 更正処分の取消しを求める裁判を行うためには、原則として、(1)不服申立手続を経ていること(不服申立前置)(2)期限を守ること(不服申立に対する決定等があったことを知った日から6ケ...

01350_会計・税務関連法務>会計・税務関連法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>税務争訟及び犯則調査への対応>税務調査・賦課処分対応その2

3 不服申立て(異議申立て、審査請求) 租税行政処分である更正処分に対する不服申立てとしては、 (1)実際に処分をなした課税庁(更正処分を行った税務署長等)に対する「異議申立て」 (2)実際に処分をした課税庁の上級庁やその他の行政機関である国税不服審判庁に対する「審査請求」 の2種の不服申立て手続が存在します。 原則と...

01348_会計・税務関連法務>会計・税務関連法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>税務争訟及び犯則調査への対応

「企業の会計報告にまつわる有事」のほか、課税当局と企業が行った申告納税額の取り扱いを巡り、企業が税務争訟という有事状況に直面する場合があります。 税務争訟における有事状況としては、大別すると、 1 税務調査・賦課(徴収)処分の適否を巡る有事状況 2 犯則調査・刑事手続(税法違反被疑事件ないし被告事件としての手続)におけ...

00205_企業法務ケーススタディ(No.0160):循環取引のリスク

相談者プロフィール: バンダム株式会社 代表取締役 岩井 おさむ(いわい おさむ、39歳) 相談内容: 先生、ボクのこと、まだまだ忘れてはいけません。バンダムのプラモデルで、一躍、上場を果たしたバンダム株式会社のパイロット、じゃなかった、社長の岩井おさむです。実は、一時のバンダムブームに乗っかって、上場したは...

00177_企業法務ケーススタディ(No.0132):粉飾決算の罪と罰

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: ビッグ・システム株式会社 代表取締役社長 中山 栄太(なかやま えいた、28歳) 相談内容: ウチは、5年前、新興市場に上場を果たしましたが、実は、ココだけのハナシ、今期、本当は数億円規模の...