01639_法律相談の技法5_初回法律相談実施までの具体的手順(3)_相談者が持ち込む「(間違った)相談内容」を矯正する

相談者のプロフィールや相談の前提状況も確認できました。相談者に宿題を与え、相談事項にまつわる法的なリテラシーや解決相場観も概ね共有できました。もちろん、概要レベルですが、問診票と持参いただいた資料から、時系列での経緯や顛末も把握できました。 いよいよ、法律相談開始です。 ここで、まず行うべきは、相談者が語る「相談内容」...

01638_法律相談の技法4_初回法律相談実施までの具体的手順(2)_相談実施前に相談者に“宿題”を与える

法律相談を受付、アポイントメントを調整して来所の運びになった場合、効率的に相談を実施するために、相談者には「宿題」を与える、すなわち、1 法的リテラシーを改善し、正しい法的相場観の醸成してもらうために、関連資料を閲読させる2 事前問診票を作成させる3 関係資料を収集し、整理し、事前にメールで送付させ、あるいは当日持参さ...

01637_法律相談の技法3_初回法律相談実施までの具体的手順(1)_法律相談申込の受付(あるいは拒否)

法律相談の申込を受けた場合、この申込を受付けるか、拒否する(門前払いする)か、という課題が生じます。 医師の場合、応召義務(あるいは応招義務)、すなわち、「医師・歯科医師の職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならない」とする医師法及び歯科医師法で定められた義務がありますが、弁護士に...

01636_法律相談の技法2_初回法律相談のゴール

初回法律相談を行うに際して、ゴールをきちんと把握しておく必要があります。 何事も、ゴールが明確かつ具体的に設定され、そこから逆算して業務を設計し運営しないと、時間と労力と費用の無駄が生じるからです。 初回法律相談のゴールは、(相談対応をする弁護士の啓蒙・教化・誘導によって) 1 相談者が、 「状況の俯瞰・客観視もできず...

01635_法律相談の技法1_相談者からサポート要求メッセージを受けた際の初動(相談実施前に行っておくべき、事前の「前提状況確認」)

1 前提まず、相談者が何やらサポートメッセージを言語として発していてもこれを素直に受け付けるべきではありません。法律や事件対処の素人である顧客・相談者が、正しい理解と認識の下、正しいことを要求しているとは限りません。相談者(素人)が言語として発しているメッセージが、正しいものなのか、それとも正しくないもの(間違ったもの...

01634_企業法務におけるリーガルマインド

「法律の実際の適用に必要とされる、柔軟、的確な判断」 一般に「リーガルマインド」などという趣旨不明、意味不明な言葉が使われることがありますが、これって何なのでしょう? 1 具体的な社会的事実や問題から、法的に重要である事実を選び出し、 法律問題として把握し、分析すること。2 関係者の言い分を公平に聞くこと。3 各問題に...

01633_契約書チェック術_建物賃貸借契約

1 契約の性質:普通賃貸借か、定期賃貸借か2 適用法令:借地借家法が適用されるか、同法が適用されず民法が適用される賃貸借契約(駐車場や借家以外の構築物やケース賃貸やスペース賃貸)か3 賃貸借期間4 期間更新:自動更新条項の有無5 賃借人による中途解約の可否・制約:違約金規定の有無と違約金額6 賃料等:賃料のほか共益費等...

01632_M&Aにおけるデューディリジェンス実務の意味と価値

「デューディリジェンス(Due Diligence。「デューディリ」あるいは「DD」と略されることもあります)」という言葉が、よくM&A業界界隈で聞かれます。 M&A実務の世界では、「買収対象である企業の調査」とほぼ同義のものとして使われています。 M&Aを「結婚」あるいは「養子縁組」になぞらえると、「お嫁さん...