02057_弁護士チェック依頼における設計図の重要性とコスト選択
弁護士の関与割合と相談者の経済的な負担は、トレードオフの関係にあります。弁護士としては、まず方向性を確認し、見積もりを設計することになります。 A 基本的なプロジェクト設計と最終仕上がりチェックのみを弁護士が担当し、実行を相談者が行う。この場合、相談者の時間と労力の負担は増しますが、費用は比較的低く抑えられます。 B ...
弁護士の関与割合と相談者の経済的な負担は、トレードオフの関係にあります。弁護士としては、まず方向性を確認し、見積もりを設計することになります。 A 基本的なプロジェクト設計と最終仕上がりチェックのみを弁護士が担当し、実行を相談者が行う。この場合、相談者の時間と労力の負担は増しますが、費用は比較的低く抑えられます。 B ...
契約違反や不法行為、規制違反などで法律相談を受けた場合、弁護士は、相談者の意向を踏まえ、裁判外での解決を図るための交渉環境を整備します。 具体的には、相手に対して攻撃的な質問を行い、後の法的手続きで相手に不利な事実を引き出す戦略が取れるかどうかを慎重に検証します。 この検証には、厳密な証拠までは要求されないものの、少な...
<事例/質問> 友人から紹介された方がネットに詳しいということで、通販サイトを立ち上げてみる、という話になりました。 ですが、あまりその方はそれほどネットや通販に詳しいわけではなく、どこかに外注して通販サイトを作るということになってきて、見積もりも桁が違うものが出てきました。 そこで、話を取りやめにしたいと...
<事例/質問> 取引先とモメています。 相手は弁護士をつけたようで、内容証明郵便の通知が来ました。 いろいろ質問事項が書いてありますが、こちらとして認めると後々不利になるようなこともあります。 他方で、通知文書には文書が届いてから10日以内にて返答せよ、と書いてありました。 どうも受け取った総務部長が慌て...
有事対応スキル(会社が法務問題でしくじって、「マジで、ヤヴァイ状況」になったときの切り抜け方のスキルやテクニック)を述べる前提として、対処すべき有事課題としては、・取引事故に伴う民事紛争・存立危機事態/シビアアクシデントが想定されますが、まず、前者、「取引事故に伴う民事紛争」について述べていきます。 0 ゲームオプショ...
裁判官の頭の中では、すべての事実を同じ意味において認識することはしません。 裁判官は、常に、「紛争解決を導く上で必須あるいは本質的な事実」と「そうでない事実(=決定的とはいえない事実)」についても「重要なもの(事件を解決する上で考慮すべき事実)」と「不要なもの(全くどうでもいい事実)」という形で事実を階層化して認識して...
「ITに強い弁護士を探している」「仮想通貨やブロックチェーンが関係するトラブルに強い弁護士を紹介してほしい」「先端医療分野で勝てる弁護士を教えてくれ」「遺伝子組み換えが問題になる事件で負けるわけにはいかないので、先端科学分野に詳しい弁護士はいないか」という話が舞い込むことがあります。 20年を超える程度の私の拙い実務経...
本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース29:訴訟のコスパ やられたらやり返すな!をご覧ください。 相談者プロフィール:アルティメット・リベラル株式会社 代表取締役社長 古市 太刀郎(ふるいち たちろう、62歳) ...