01055_今更ですが、法人って何ですか?(教えて!鐵丸先生Vol.010)
「法人」という概念は、よく聞く言葉ですが、実はまったく理解できない法律概念の1つと思われますので、法人制度について解説します。 法人の対義語は、自然人です。 生身の人間です。 法人とは、「法」律によって特別に人扱いしてあげる、バーチャル「人」間のことを指します。 たとえると、アイドルグループとかプロスポーツチームとか野...
「法人」という概念は、よく聞く言葉ですが、実はまったく理解できない法律概念の1つと思われますので、法人制度について解説します。 法人の対義語は、自然人です。 生身の人間です。 法人とは、「法」律によって特別に人扱いしてあげる、バーチャル「人」間のことを指します。 たとえると、アイドルグループとかプロスポーツチームとか野...
名誉毀損というと、ウソを言って相手の評判を下げる、というイメージがあるかもしれません。 法律的には、本当のことを指摘すると名誉毀損成立です。 本当のことであっても、他人のイメージダウンになるようなことは言いふらしてはいけない、というのが正しい法律理解です。 ただし、例外はあります。 公益を図る目的があれば、デマでなく、...
取引する前には契約があるはずです。 契約書を読んだうえで取引をはじめているはずです。 それなのに、契約書を読まない人がけっこういます。 どういう状況、どういう環境で、取引をしているのか、わかっていない人が多いのです。 モメる流れとしては、 1 品質が違う・スペックが違う・納期が守られていない・話が違う等、クレーム的なビ...
ビジネスや会計の世界では、ヒト・モノ・カネ・情報は国境をまたぎ、国際的なプラットフォーム(たとえば、IFRS:国際会計基準)が形成されています。 このような状況をふまえると、 「法律という分野においても、国境がなくなり、自由に取引できる環境ができるようになったのではないか」 という錯覚が生じましょうが、「国際法」「国際...
企業間の取引関係において、認識の相違、解釈・評価の相違、意見の相違が生じ、これが論争、紛争に発展する場合があります。 企業間紛争や企業間争訟と呼ばれる状態、すなわち企業間有事状況の出来です。 企業間紛争に至った場合、どのようなゲームメニュー、プレースタイルが想定できるのでしょうか? 私なりの整理ですが、企業間紛争におけ...
========================================= (退職日) 年 月 日 株式会社 御中 守秘義務誓約書 私は、貴社を退職するに当たり、下記の各事項のすべてを厳格に遵守することを約束し、その証としてこの「守秘義務誓約書」(以下、「誓約書」といいます...
===========================XX様 (前略) 小職がXX様が抱えておられる課題を正しく捉え、「この課題を改善・克服するためにあるべき規律の姿」を「創出」した上、「ミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化」する営みを経て、貴我間における目標としての約定(戦争を行う上でゴールとすべき、国境...
=========================== XX様の現在の感覚・認識ですが、 1 自分はホニャララ大学チョメチョメ部卒のインテリだ2 しかもN年以上もきちんと人生を生きてきた3 だから、世間のことを知っているし、世事に長けている4 だいたいのことは、自分の感覚や哲学や価値観や正義感や常識(という偏見のコレク...
弁護士は、クライアントの利益を徹底的に守らなければなりませんし、高度で厳格な守秘義務を負っていることから、クライアントにとって不利な事柄は黙っていても差し支えありません。 すなわち、職業倫理上、弁護士は、クライアントにとって有利なことを、詳細に、何度も何度も、証拠(と周辺の事情)をつけて、声高に主張しますし、クライアン...
「ウソつきは、ドロボーのはじまり」 といいますが、ウソをつくことは罪なのでしょうか。 「ウソつき」行為一般を処罰する法律はありません。 考えてみれば、当たり前の話です。 お世辞をいったり、年齢をごまかしたり、武勇伝を語ったり、ウソをついたことすべてを犯罪にしていたら、社会はギスギスしたものになりますし、癌の告知など、真...