弁護士による契約書のチェックは以下のような工程ですすめます。
1 小前提1:ビジネスモデル、取引モデルの確認
2 小前提2:不安事項、懸念事項等の確認
3 大前提:現状の契約書の閲読
4 小前提1と大前提との齟齬の確認:
・「ビジネスモデル、取引モデルの確認」
が、合理的に、疑義の余地なく、契約書ドラフトにミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化されているか?
・疎漏や齟齬がある場合の抽出
5 小前提2と大前提との齟齬の確認:
「不安事項、懸念事項等の確認」
が、合理的に、疑義の余地なく、契約書ドラフトにミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化されているか?
・疎漏や齟齬がある場合の抽出
契約書が変更不能で、リスク抽出するのみであれば、5までで終了
契約書が変更可能で、対案や校正案を示す場合は、
6 それぞれの疎漏や齟齬について、これを上書き・修正するロジックやアイデアの抽出・構築
7 上記ロジックやアイデアのミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化と、契約書ドラフトへのビルドイン(移植・校正)作業
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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