<事例/質問>
起業を考えています。
ざっくりした相談ですが、ビジネスに詳しい弁護士の先生のお立場から、注意すべき点があれば、ご教示ください。
<鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南>
まず、起業に際して重要なのは
「お金を愛せよ」
ということです。
世間では
「お金は汚いもの」
という価値観が広がっていますが、これは非常に偏った見方です。
多くの人が幼少期に親や教師から
「お金に執着するのは良くない」
「お金を追求するのは卑しい」
と教えられますが、これは偏見に過ぎません。
成功した起業家やビジネスマンで
「お金は汚い」
と考える人は皆無です。
彼らはお金を非常に大切にします。
例えば、成功者たちはお金を単なる手段としてではなく、夢や目標を実現するための重要なリソースと見ています。
お金持ちは皆、お金を殊の外大事にします。
中には、家族よりも、自分の命よりも大事にする人もいます。
それこそ、死ぬ直前までお金を握りしめるお金持ちもいます。
「お金は汚い」
という考えは、往々にしてお金を持たない人の自己正当化に過ぎず、その偏見を捨てることが成功への第一歩です。
次に、
「常識を疑え」
という姿勢が必要です。
成功を目指すためには、一般的な
「常識」
に縛られていてはなりません。
常識とは多くの場合、他人が作り上げた偏見や先入観の集合体に過ぎません。
アインシュタインの言葉に
「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクション」
というものがあります。
これは、常識が必ずしも正しいわけではないことを示しています。
大きな決断をする際には、どんな
「常識」
や前提も疑うべきです。
特に
「ビジネス社会や資本主義社会の弱者」
としての視点ではなく、
「常識など屁とも思わない、百戦錬磨のビジネスマン」
のように考えることが求められます。
成功したビジネスマンは常識に囚われず、自分の信念に基づいて行動します。
彼らは、常識を超えた新しいアイデアやアプローチを試み、独自の道を切り開いています。
成功を目指すなら、幼少期からの
「マジョリティ」
の雑音を排除し、模倣すべき思考や価値観を選り抜き、それを純化・強靭化していくべきです。
間違っても
「経済社会や資本主義社会の弱者」
に甘んじている人々の偏見に囚われてはいけません。
成功した、強く、富裕な
「常識など屁とも思わないマイノリティ」
に至るためには、自分の信念を持ち続ける強さが不可欠です。
このように、
「お金に対する正しい理解」
と
「常識を疑う姿勢」
を持つことが、起業成功の鍵となります。
成功には柔軟な思考と強い意志が必要です。
これらの要素をしっかりと持つことで、起業成功への道が開けるでしょう。
詳細は、以下をお聴きください。
https://audee.jp/voice/show/81540
※「教えて!鐵丸先生」のコーナーは、番組の4番です
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】
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