02047_ビジネス弁護士が教える起業を考える際の重要ポイント(教えて!鐵丸先生Vol. 59)

<事例/質問>

起業を考えています。

ざっくりした相談ですが、ビジネスに詳しい弁護士の先生のお立場から、注意すべき点があれば、ご教示ください。

<鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南>

まず、起業に際して重要なのは
「お金を愛せよ」
ということです。

世間では
「お金は汚いもの」
という価値観が広がっていますが、これは非常に偏った見方です。

多くの人が幼少期に親や教師から
「お金に執着するのは良くない」
「お金を追求するのは卑しい」
と教えられますが、これは偏見に過ぎません。

成功した起業家やビジネスマンで
「お金は汚い」
と考える人は皆無です。

彼らはお金を非常に大切にします。

例えば、成功者たちはお金を単なる手段としてではなく、夢や目標を実現するための重要なリソースと見ています。

お金持ちは皆、お金を殊の外大事にします。

中には、家族よりも、自分の命よりも大事にする人もいます。

それこそ、死ぬ直前までお金を握りしめるお金持ちもいます。

「お金は汚い」
という考えは、往々にしてお金を持たない人の自己正当化に過ぎず、その偏見を捨てることが成功への第一歩です。

次に、
「常識を疑え」
という姿勢が必要です。

成功を目指すためには、一般的な
「常識」
に縛られていてはなりません。

常識とは多くの場合、他人が作り上げた偏見や先入観の集合体に過ぎません。

アインシュタインの言葉に
「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクション」
というものがあります。

これは、常識が必ずしも正しいわけではないことを示しています。

大きな決断をする際には、どんな
「常識」
や前提も疑うべきです。

特に
「ビジネス社会や資本主義社会の弱者」
としての視点ではなく、
「常識など屁とも思わない、百戦錬磨のビジネスマン」
のように考えることが求められます。

成功したビジネスマンは常識に囚われず、自分の信念に基づいて行動します。

彼らは、常識を超えた新しいアイデアやアプローチを試み、独自の道を切り開いています。

成功を目指すなら、幼少期からの
「マジョリティ」
の雑音を排除し、模倣すべき思考や価値観を選り抜き、それを純化・強靭化していくべきです。

間違っても
「経済社会や資本主義社会の弱者」
に甘んじている人々の偏見に囚われてはいけません。

成功した、強く、富裕な
「常識など屁とも思わないマイノリティ」
に至るためには、自分の信念を持ち続ける強さが不可欠です。

このように、

「お金に対する正しい理解」

「常識を疑う姿勢」
を持つことが、起業成功の鍵となります。

成功には柔軟な思考と強い意志が必要です。

これらの要素をしっかりと持つことで、起業成功への道が開けるでしょう。

詳細は、以下をお聴きください。

https://audee.jp/voice/show/81540

※「教えて!鐵丸先生」のコーナーは、番組の4番です

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】
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