02008_弁護士の契約書作成費用、作成費用を安くする方法(教えて!鐵丸先生Vol. 16)

<事例/質問>  弁護士さんに契約書作成を頼むと、どのくらいかかりそうですか? 安く上げる方法とかないですか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 契約書の作成費用についてお話します。 費用は、定型契約とユニークな契約で異なります。 定型契約は既製服のようなもので、取引価額1億円までなら5万円から30...

02007_契約書は作らなければならないのか?(教えて!鐵丸先生Vol. 15)

<事例/質問>  契約書はどうしても作らなければならないのでしょうか? 弁護士に以来すると、お金もかかるし、相手も信頼できそうなので、契約書なしで先に進めたいのですが。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 契約書を作ることは法律で強制されているわけではありません。 契約とは約束であり、その約束は口頭で...

02006_会社の借金について、名前だけの取締役は責任があるのか(教えて!鐵丸先生Vol. 14)

<事例/質問>  会社経営していた主人が経営に失敗して、会社で多額の借金を作りました。 主人は借り入れの際に連帯保証をしております。 私は、一部出資して、名前だけの取締役にもなっていました。債権者から私にも責任がある、と言ってかなりきつく言われています。 どうしたらいいですか? <鐵丸先生の回答/コメント/...

02005_友人のベンチャー会社の負債について、株主は肩代わりしなければならないのか(教えて!鐵丸先生Vol. 13)

<事例/質問>  友人が作ったベンチャーの株式会社に一部出資しましたが、これが経営に失敗して、多額の負債を背負い込んでしまいました。 株主の私は、負債を肩代わりしなければなりませんか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 結論から言います。 株が紙くずになるだけで、あなたは多額の負債を肩代わりする必要...

02004_会社を作りたいが、その種類と選びかた(教えて!鐵丸先生Vol. 12)

<事例/質問>  会社を作りたいのですが、どんな会社があって、どうやって選ぶんですか  <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> まず最もポピュラーなのが株式会社です。 株式会社は資本金1円から設立可能で、株主は出資金がゼロになればそれ以上の責任を負わない、つまり有限責任の会社形態です。 有限会社...

02003_個人事業を法人にするメリット(教えて!鐵丸先生Vol. 11)

<事例/質問>  個人事業を法人にしようか、という話を聞きますが、なんで、法人にするんですか? 何かメリットとかおいしいこととかあるんですか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 法人とは、財産の集まりを人並みに扱い、取引や契約に参加できるようにする制度です。 個人事業主として商売をする際に会社を設立...

02002_経験と実績のある企業法務弁護士の価値と意味~企業法務における問題解決や課題解決の可能性は、本やネットに載っている知識の有無ではなく、修羅場をくぐった数に依拠する~

企業が事業を進める上で、法律的な問題に直面することは避けられません。 多くの問題はネットで調べたり、一般的な弁護士に相談することで解決できるかもしれません。 しかし、実際には、本当に重要な問題ほど本に載っていないことが多いのです。 特に大手企業や先端企業が直面する法律的な障害は、一般的な解決策では対処しきれない場合が多...

02001_顧問弁護士を持つことの意味と価値

当弁護士法人(弁護士法人畑中鐵丸法律事務所)を含め、多くの企業法務系法律事務所は、「顧問弁護士サービス」を提供しています。 このサービスの内容は、例えば、 1)法律相談(「法律相談」とは、可否検証・作業見積もり・予算見積もりに至る、「取組価値検証」「案件化」「案件着手環境整備」作業を意味します。なお、複雑な事案や混乱し...

02000_就業規則には普通解雇ができるとあるが中途採用社員を解雇できるか(教えて!鐵丸先生Vol. 44)

労働契約法16条は、「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用(らんよう)したものとして、無効とする」と明文で規定しています。 この条文は、「解雇権濫用法理」と呼ばれる著名な判例法理が法律の明文となった(昇格した)ものです。 要すれば、「解雇の権利は、形式上・字面上、...

01999_辞めた従業員が「残業代を払え、(拒否したら)裁判する」と言ってきた(教えて!鐵丸先生Vol. 43)

「労働事件については当然企業側の言い分をしっかり聞いてくれるはず」という思い込みをもつ経営者は少なくありません。 裁判官一般でいえば、割と保守的で権威や体制にシンパシーある行動をとる方が多い、とみて差し支えないと思われます。 また、裁判官は、多数の事件を抱え、労働時間や残業などといった概念すら吹き飛ぶほどの仕事漬けの毎...