00453_不当景品類及び不当表示防止法(景表法)の規制のアウトライン

懸賞は、大きく分けて、

1 商品などを購入した消費者の中から抽選で当選した者にプレゼントを与える「一般懸賞」
2 商店街などで、抽選キャンペーンに参加している商店から購入した消費者の中から抽選で当選した者にプレゼントを与える「共同懸賞」
3 商品を購入した消費者全員にプレゼントする「総付懸賞」
4 商品を購入しなくても、希望する者全員の中から抽選で当選した者にプレゼントを与える「オープン懸賞」

があり、それぞれ、購入する商品やサービスの額との比較において
「景品類の最高額」

「景品類の総額」
に上限を設けております。

この点、
「オープン懸賞」
は長らく規制の対象とされてきましたが、その後、
「そもそも、オープン懸賞は、直接、顧客を誘引したりするものではなく、取引に付随するものでもないし、企業としても、一種の広告として費用対効果を考えて景品類の種類や額を決定するのであるから、規制する必要がない」
などの意見が相次ぎ、2006年4月、
「オープン懸賞」
に対する規制は全面的に廃止されました。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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