01853_有事の際、自分に合う弁護士を探す視点その2
有事の際、法務相談中、弁護士の助言や提案を聞いて、「先生の話は難しすぎる」「先生の話はわかりにくい」「先生の話はあまりにも愚劣だ」「私を愚弄している」「私は客だ」と怒りを感じるのであれば、それは、弁護士が 「難しすぎて何を言っているかわからない」というのではなく、むしろ、しびれるくらい、腹立たしいくらいにわかりやすく、...
有事の際、法務相談中、弁護士の助言や提案を聞いて、「先生の話は難しすぎる」「先生の話はわかりにくい」「先生の話はあまりにも愚劣だ」「私を愚弄している」「私は客だ」と怒りを感じるのであれば、それは、弁護士が 「難しすぎて何を言っているかわからない」というのではなく、むしろ、しびれるくらい、腹立たしいくらいにわかりやすく、...
「私には、この弁護士は合わない。私に合う弁護士は、話をわかりやすくかみくだいてしてくれる方だ」と、いうクライアントがいたとしましょう。 そのクライアントの視点は、どこにあるのでしょうか。 有事の際、法務相談では、誠実である弁護士ほど、腹立たしいほどの現実を伝えます。 「勝つため、有利に運ぶために、最善と考えられたもの」...
弁護士の軍議(作戦協議)は、当然ながら、勝つため、あるいは勝率を上げるため、状況を改善するために、これを最優先の目的として行います。 特に、クライアントが、「管理資源や知的資源(状況認知資源や状況評価資源)や事務資源や対処資源が不足している」ような場合、「すべての事実や状況や経緯をミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フ...
有事の際、弁護士は、資源の効率的運用と、最善の結果の最速の実現のために、(クライアントへの忖度も含めて)作戦に障害となるようなものは、すべて無価値と判断し、物事を構築して実践することを徹底しています。 このような姿勢から、クライアントに対しては、「目的優先、儀礼軽視」のコミュニケーションを図ることとなります。 しかし、...
法務相談を何度か受けているにもかかわらず、本業が忙しいからと、あるいは、そんなに大げさなことにならないだろうとタカをくくっていると、状況は悪化の一途をたどります。 時間的に緊迫し、選択肢すらないような状況になってから、混乱のあまり、「もうすべてにおいて無理」「家族や友人と相談したい」と、連絡をしてくるクライアントもいま...
有事の際、総大将(プロジェクトオーナー)は依頼者です。 状況判断権限および最終責任は、総大将(プロジェクトオーナー)である依頼者にあります。 一般的に、有事の素人(軍事におけるシビリアン)である依頼者は、有事のプロ(軍事におけるミリタリー)である弁護士の「状況に対する認知、評価、解釈、展開予測」を異議なく採用します。 ...
プロジェクト責任者が、企業トップに対し、 「現在の状況については結果的にはそこまで悪い状況ではないと考えていますが・・・」などと前置きしながら報告をする場合、 たいていは、状況は悪化しています。 企業トップが、不快な状況を変えるための「現状総括DD」を依頼した場合、弁護士は、次のように認知・俯瞰・評価・解釈をすすめてい...
有事の際、選択肢としては、1 攻撃一辺倒2 和戦(和睦と戦争)両用(要するに、和解を働きかける)の2つがあります。 明らかな戦略ミスであるにもかかわらず、企業がいきなり和解を働きかけ、「相手は増長し、嵩にかかって立場を強め、交渉の主導権を取る(=相手に完全にナメられている)」 状況に陥ったとしましょう。 このような場合...
有事の際、選択肢としては、1 攻撃一辺倒2 和戦(和睦と戦争)両用(要するに、和解を働きかける)の2つがあります。 弁護士としては、「急がばまわれ」「迷えば、苦しい方」との作戦原理にしたがい、1を上策とし、2を排すべし、と考えます。 企業が2を選択した途端、相手を増長させ、却って交渉プロセスを長引かせ、結果として利敵に...
「開業プロフェッショナル(開業医、経営弁護士等)」となったら、まずは、 創業の障害と苦労を乗り越えるべく、PDCA(試行錯誤)を繰り返し、七転八倒する↓なんとかサバイブに成功し、まともな事業体として軌道に乗る(黒字化)↓サステナブルな状況になり、余裕ができる(安定黒字化)↓1億の壁(あるいは5000万円の壁とも言われま...