02098_債権回収と「詐欺行為」と「詐欺“的”行為」の違い

債権回収の基本ルールとして、「お金がないところからは取れない」「破産者からは期待しない」というのが大前提です。 つまり、相手が支払い能力を完全に失っている場合、どんな手を尽くしても回収は難しく、法的手続きを踏んでも得られるものはほとんどありません。 また、「詐欺行為」と「詐欺“的”行為」は大きく異なります。 「詐欺行為...

02097_英文契約書についてスムーズに相談するための弁護士相談前の基本ステップ

契約書について弁護士に相談する際、事前に以下の点を整理することでスムーズなコミュニケーションが可能となります。 契約法務に慣れていない場合は特に重要です。 次に述べるポイントを確認しながら、相談の準備を進めてみてください。 1 契約書を「読んだ」のか「読んでいない」のか 最初に、自身が契約書をどの程度把握しているかを明...

02096_弁護士を味方にした経営者の成功事例:大株主との交渉を制す秘訣

ある経営者が、法的には「ひよこ同然」の状態から、戦い方をしっかり見据え、交渉に臨んだ結果、大株主との交渉を制し、見事に簿価での株式買取を達成しました。 この成功は、相手方との良好な関係を築きながらも、 株式売買契約書へのサインまで結んだという点で、大きな意味を持っています。 鍵となったのは、「安易に妥協しない」「時間を...

02095_当局対応の基本:勝つための心構えと戦略

当局対応において、物証がない限り、自白はしないことが基本中の基本です。 焦って自白してしまうと、相手の思うツボにハマり、逆に不利な状況を招くことになります。 ここでは、「当局対応」の基本的な心構えや戦略について具体的に説明します。 これは、あの手、この手、奥の手を駆使し、時には禁じ手や小技、さらには寝技や反則技まで視野...

02094_事実経緯の整理が「攻守の土台」を作る

事実経緯を整理する作業は、感情を抜きにして冷静に行う必要があります。 これは、今後の「攻撃」と「防御」のすべての基盤となる重要なステップだからです。 まず、事実経緯をまとめる際に重視するポイントは次のとおりです。 1 登場人物を網羅的にリストアップ 最初に、事件や問題に関係する「登場人物」をすべて挙げてください。 相手...

02093_相手方に有利な契約書を見直す! 修正依頼のポイントと注意点

契約書確認や修正を依頼する際には、ビジネスの意図を明確にし、それを契約内容に正しく反映させることが重要です。 実際、漠然とした依頼をする方がいらっしゃいます。 漠然とした依頼の例 「ビジネスの概要としては、A研究所と業務提携契約を結び、基本的に、研究成果は相手方に、ビジネスはこちらが受け取る」1 相手方から送られてきた...

02092_企業法務ケーススタディ:電話での問い合わせに潜む「有事」のサインと対応策

【事例/質問】 電話で問い合わせがあり、その内容が会社の製品や商品の使い方などの単純なものではなく、答えにくい質問だった場合、弁護士に相談したらどのようなアドバイスが受けられるのでしょうか? 【鐵丸先生の回答/コメント/アドバイス/指南】 答えにくい質問がなされた場合、それは単純な問い合わせではなく「有事」と認識すべき...

02091_裁判は「ストーリー」の競い合い

裁判について、私はクライアントに次のようにお話をします。 裁判の本質:真実ではないストーリー 裁判は「真実を発見する手続き」ではありません。 判決は、原告・被告それぞれのストーリーを聞き、どちらのストーリーが「聞いて心地よいか」を判断して選ぶ場です。 これは、事実に基づいた冷静な判断というより、裁判官の感覚に響くストー...

02090_企業法務ケーススタディ:国際取引トラブルの効果的な対応法:まずは自国での提訴を検討

<事例/質問> 海外取引で揉めています。 顧問弁護士に任せていたら、訴訟地が相手企業の国と考えているようで、心配になってきました。 この方針は、妥当なものなのでしょうか?  何となく、素人的にアウェイ感が漂うのですが・・・。 進め方での問題があるとすれば、どういう点が考えられるでしょうか? また、勝率を高め...

02089_企業法務ケーススタディ:脱税と向き合う_税務署からの通知無視の代償_経営者の判断力が試される

<事例/質問> あるプロジェクトをすすめていました。 私は経営者ですが、別途プロジェクトオーナーがいます。 さて、税務署から「お尋ね」や「確認のための通知」が届きました。 このことを、プロジェクトオーナーに相談すべきか、あるいは、顧問弁護士に相談すべきか、悩んでいるうちに時間が経ち、結果的に、税務署からの通...