01907_パワハラを理由に社員を降格する場合

たとえば、パワハラ等が起きたことを理由に、従業員を降格させようという場合、会社側として、「パワハラ等が起きた」ことをリーガルマターとして捉え、将来の訴訟を予知して、訴訟における論争や立証まで視野に入れて、状況をミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化 することが肝要です。 要するに、 1 「パワハラ等が起きた」...

01906_労働契約について

従業員を雇うとき、オーナー経営者は、知っておくべきことがあります。 それは、契約書と契約とは概念として別物だということです。 契約書がないから契約が存在しない、という関係には立ちません。 もしも、労働内容や労働時間等、労働契約について、従業員と揉めるようなことになった場合、相手方との間の契約関係については、いくつか解釈...

01905_社員を降格させることについて

経済社会の現実として、多くのオーナー企業では、「降格させる」「管理職の任を解く」ということを、イージーに、平気で行います。 これは相手(従業員)がリーガルマターとして抵抗せず、泣き寝入りするから成立している話であり、リーガルマター化すれば、まったく通用しない話になります。 学校でも、普通は「進級」するものであって、問題...

01904_「正解や定石のないプロジェクト」の戦略を立案し、戦略的に遂行する6: 課題を突破し、ゴールに近づく方法を考案する(戦略を構築する)

現状が正しく認識され、正しいゴールが設定され(SMART基準を充足するゴールが発見・定義・デザイン・言語化・文書化され)、現状(スタート)から目標(ゴール)に到達する過程において立ちはだかる課題(障害)が余すことなくすべて発見・抽出・整理・定義されました。 ここで、当該課題を突破し、ゴールを達成、あるいはゴールの近づく...

01903_法律相談から時間が経過すると起こり得るリスク

法律相談に何度も来て、相談を重ね、弁護士において今後の展開を構築し提案したとたん、連絡が途絶える相談者がいます。 「すったもんだ」が解決できたのであれば、問題ありません。 その後、うまく行っていないのであれば、以下のような原因が考えられます。 ・作戦環境の認識・評価が誤っている(たいしたことない、何とかなる、という楽観...

01902_ストーリー構築とストレステスト

法務相談を経ると、弁護士はストーリー(筋書き)を構築し、その後、相談者にストレステストを行います。 要するに、弁護士が構築したストーリー(筋書き)が、相談者にとって、・事実と違う話か・自分の経験したものと違う話か等、違和感があるかどうかの確認をするのです。 それは、これから相談者が相手方と対抗するためのものです。 相談...

01901_週刊誌にあることないこと書かれたら_その6_人を貶めるような行為の分析・検証2_完

書かれた側として、まずすべきことは、勘定で戦うのか感情で戦うのかを、態度決定をする必要があります。 うまく喧嘩すれば(弁護士をつかって、法的に解決すれば)勝てるでしょうが、相当なリソースをつぎ込む覚悟が必要になります。 そして、一旦、相手と戦うことになれば、どちらかが、「降参」するまで、戦いは形を変えて続く、ということ...

01900_週刊誌にあることないこと書かれたら_その5_態度決定その2

書かれた側として、まずすべきことは、勘定で戦うのか感情で戦うのかを、態度決定をする必要があります。 たとえば、質問状を出してきた週刊誌に対し、態度決定をしなければなりません(無論、目的を明確にする前提は必須です)。 そして、当然ながら、態度決定には、選択肢をあげることとなります。 1 態度決定する 1)沙汰止みにする、...

01899_週刊誌にあることないこと書かれたら_その4_態度決定

書かれた側として、まずすべきことは、勘定で戦うのか感情で戦うのかを、態度決定をする必要があります。 そして、その次に、 「目的」「戦略」を、構築していくこととなります。 「目的」「戦略」についても、態度決定しなければなりません。 要するに、 「(何を)するのか、しないのか」さえ、それぞれに「目的」「戦略」があり、それぞ...

01898_週刊誌にあることないこと書かれたら_その3_人を貶めるような行為の分析・検証

書かれた側として、まずすべきこととして、勘定で戦うのか感情で戦うのかを、態度決定をする必要があります。 うまく喧嘩すれば(弁護士をつかって、法的に解決すれば)勝てるでしょうが、相当なリソースをつぎ込む覚悟が必要になります。 「相当なリソース」として、「時間」を一例にあげてみます。 弁護士は、依頼者から事実関係を5W2H...