00811_企業人としての業務スキル5:段取りを組む、実施する
1 段取り上手と段取り下手 企画やプロジェクトの実施・実現を任せてみると、「要領よくプロジェクトを完成させる人間」と「無駄な時間やエネルギーを費やした揚句、最後は中途半端な未完成状態に終わり、できなかったことの弁解を考えはじめる人間」の2つのタイプに分かれます。 無論、前者は上司の信用を得て出世して行き、時を置かずして...
1 段取り上手と段取り下手 企画やプロジェクトの実施・実現を任せてみると、「要領よくプロジェクトを完成させる人間」と「無駄な時間やエネルギーを費やした揚句、最後は中途半端な未完成状態に終わり、できなかったことの弁解を考えはじめる人間」の2つのタイプに分かれます。 無論、前者は上司の信用を得て出世して行き、時を置かずして...
「下手な考え休みに似たり」という言葉を聞いたことがある方が多いと思いますが、これは誤用であり、「下手“の”考え休むに似たり」というのが本来の諺のようです。 すなわち、上記の諺は、一般的に誤解されている「つまんない考えを巡らすぐらいなら休んでいた方がマシ」という意味ではなく、「囲碁や将棋が下手な癖に一人前に長考する癖のあ...
日常用語で相談というと、悩みがあったり、混乱してわからないことが発生した場合、親や先生に丹念に話を聞いてもらいつつ、解決案を出してもらう、というのが一般です。 しかしながら、ビジネスの「ホウレンソウ」における「相談」というのは、「夏休み子ども相談室」の相談のように「小学生の抱えた悩みをやさしく解決してくれる」という穏や...
仕事の基本である「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」の連絡についてです。 1 報告と連絡の違い 仕事において行うべき連絡についてですが、「連絡と報告の違いがわからない」などとよく言われます。 これは私なりの区別ですが、報告とは「過去に発生した事実や発生しつつある経過を、上司の指揮命令や報告義務に基づいて行うもの」であり...
仕事を行う上では、「ホウレンソー」が大事だ、とよくいわれます。 報告・連絡・相談の頭の一文字をとって、報(ホウ)・連(レン)・相(ソー)というわけです。 1 報告の前提としての正確で客観的な状況認識 報告というと、「そんなの簡単。バカでもできんじゃん」とか言われそうですが、プロのビジネスマンとして行う「報告」は、フツー...
人も企業も、ルールやモラルや信義には従いません。 気にはしますが。 人や企業が従うのは、本能であり、欲です。 どんな立派な修行を積んだ人間でも、欲や本能には勝てません。 企業の本能は、営利の追及、金儲けです。 会社法の教科書の冒頭に会社は営利追及を目的とした社団法人(営利社団法人性)がその本質である、と書いてあるとおり...
1 事業承継とは 事業承継とは、事業を後継の者に引き継ぐことですが、同族企業(株式非公開会社)におけるビジネステーマとして、最近、取り沙汰されるようになってきました。 事業承継がホットな話題になってきた理由としては、いわゆる団塊の世代の方々がリタイア時期を迎えるようになったからだと言われています。 すなわち、第二次世界...
かつて(1990年代)の民商事紛争は、判決を作成するのに、設計理論(要件事実)が必要であした。また、地裁・高裁レベルの権威が弱く、和解を強力に押し進めるだけ権力基盤に乏しき、そこのため、事件滞留が顕著でした。 しかし、これでは、規制緩和への対応が不安視されました。 すなわち、規制緩和の意味するところは、規制撤廃ではなく...
1 基本的な考え方学校の先生やサラリーマンや専業主婦の親の教えてくれた常識で推し量る。迷ったら、常識という「偏見のコレクション」で、憶測し、思い込み、たくましく想像する。 2 間違った状況認識偏見等によって認知がゆがんでしまい、自分のおかれた状況が理解認識できない。不愉快な現実を直視しない。特に、失敗の原因が自身にある...
期限が来たら、あるいは見極めすべきタイミングとなったら、目的全部達成、一部達成、修正された目的達成、失敗・諦め・撤退という結末を総括すべきです。 撤退見極めをせず、ずるずる泥沼に引きずり込まれないようにすべきです。 どんなプロジェクトもそうですが、有事(存立危機事態)対処プロジェクトの場合も同様です。 ただ、あえて、引...