01880_紛議にいたるまでにすべきこと
紛議にいたる原因のひとつとして、相手方の事務知性・事務能力の欠如がある場合があります。 それは、相談者が発注し、相手方が受注した仕事内容の技術や完成レベル・完遂レベル等の能力とは別次元のスキルセットとして、の話です。 事務知性や事務能力というのは、・想定外の事態を、平時として軽視・楽観視しない・想定外(=すなわち自分の...
紛議にいたる原因のひとつとして、相手方の事務知性・事務能力の欠如がある場合があります。 それは、相談者が発注し、相手方が受注した仕事内容の技術や完成レベル・完遂レベル等の能力とは別次元のスキルセットとして、の話です。 事務知性や事務能力というのは、・想定外の事態を、平時として軽視・楽観視しない・想定外(=すなわち自分の...
民事裁判では、何でも証拠になります。 ただ、信用性と、重要性と、結論との相関性は、別概念です。 相手に酷いことを書き送ってしまった、としても、内容にもよりますし、一般的な言い方としてはあまり気にしなくてもいいでしょう。 たとえば、口が悪くて、メール等で「あいつ死んだほうがいい」と書くとします。 これが証拠になる、という...
開業したばかりの個人事業主や開業プロフェッショナル(開業医、士業等)にとって、税務課題は、面倒で厄介なもの、と感じるかもしれません(もちろん、税理士の方は除きます)。 年収が億単位もあるにもかかわらず、白色申告で通している方もいると仄聞しますが、一般論としては、青色申告の各種メリットと、税務署にいかがわしい目でみられな...
法人化するか個人開業とするかは、手段や手法の議論であって、ゴールデザインによって変わってきます。 たとえば、医療法人化を検討する場合、 ・税務対策(個人・一般法人と比べて税金が優遇されている)・分院や介護施設など複数の施設を展開の可能性・承継対策(持ち分のない医療法人の資産は相続財産には含まれない)・対外的信用度 とい...
有事になると、相手方は、戦争になるくらいの勢いで全集中で争うでしょう。 もちろん、こちらも、争います。 あの手、この手、奥の手、禁じ手(といっても、当方は相手方の出方の検討に用いるのみで実施は控えますが)、寝技、小技、反則技(といっても、当方は相手方の出方の検討に用いるのみで実施は控えますが)を繰り出し、総力戦で争いま...
「税務については税理士が絶対に関与しなければならない」のでしょうか。 税理士は、野球部でいえばスコア係です。 実は、申告納税は、スコアが完全な正確性を維持していなくても、可能です。 スコアを間違ったとしても、あとから修正すればいいだけです。 このスコア付けを意味する会計原理は、 「適正な期間損益計算」ということをゴール...
有事において重要な戦術課題とは、 「時間的冗長性を確保すること(時間資源を確保すること)」です。 相手が「まずは、説明をさせてくれ。話をしに行く」と、連絡をしてきたとしても、「言いたいことがあれば、文書でよこせ」 と、応答するだけです。 相手に気を使う必要など、ありません。 敵対者には、何一つ情報を与えるべきではなく、...
「だろう」「べきだ」「はずだ」という言葉は、交渉に失敗する人間がよく口にする言葉です。 「だろう」「べきだ」「はずだ」は、身勝手な妄想の上に作戦計画前提を立脚することを端的に表す言葉であり、作戦立案上の知性の欠如を物語っています。 相手は、こちらからの提案に対し、 「若干ながらも汲み取ってくれる」 意思は、ないのですか...
企業とは何でしょうか? 個人事業と何が違うのでしょうか? これについては、 でお伝えしているとおりです。 企業のトップは、「企業のメカニズムを理解し、持続可能な形で、組織を運営して、できる限り長く組織を存続させる」というミッションを与えられ、それにふさわしい能力と責任感を実装する、ただ、それだけかと考えます。 もちろん...
予防法務であれ紛争法務・臨床法務であれ、法務についての作戦を遂行する実務家としては、作戦目的に「正邪」はありません。 ただ、作戦合理性があるだけです。 目的を達成するのは、 「正しい人間」 ではありません。 「強い人間」すなわち、「合理的で、(ズル)賢く、素早く、他人に期待せず、自分にできることに徹して、努力した、強い...