01860_個人事業主(開業医や独立開業士業)が陥りがちな経営戦略上の誤解

個人事業主が陥りがちな経営上の誤解があります。 お金が欲しくて、お金が大好きで、カネ、カネ、カネで、カネのために人を裏切ることをいとわず、カネのために美容や健康や精神衛生を失い、カネのために人生をかける意気込みで、腹をくくって、個人開業をするような「ビジネスエリート」については、この種の誤解とは無縁です。 誤解を起こす...

01859_有事におけるスタッフ起用

たとえば、有事時において、独自の考えからスタッフを起用するクライアントもいます。 起用された有事時スタッフについて、弁護士としては、信頼しないことがあります。 有事時こそ、人事は慎重に運ばなければならないからです。 どれほど平時のオペレーションに長けていようが、シビリアンである限り、有事対処ができるわけではないからです...

01858_スモールビジネス(個人事業)を立ち上げる際に検討すべき事柄その2

一般的には、顧客リスト(これは事業の生命線です)が整って、売上が見込めてから、独立します。 顧客とは利益をもたらしてくれる人です。 こちらに手間をかけさせ、カネを吸い取るのは客ではなく、ドロボー(時間ドロボー、要するにドロボーということ)です。 顧客リストは整理していますか? 顧客、潜在的顧客は、リストに何人載っていま...

01857_ミエル化・カタチ化・言語化・文書化とは

弁護士が、クライアントに「現在までに発生した事例を、1日毎に日記形式でいいので、ミエル化・カタチ化・言語化・文書化をお願いします。1日毎にアップデートしていってください 」と、お願いすることがあります。 弁護士が聞き取って代行することも可能ですが、ここに、貴重なおカネという資源を投入することは、クライアントのおサイフ状...

01856_スモールビジネス(個人事業)を立ち上げる際に検討すべき事柄

スモールビジネス(個人事業)の立ち上げ、具体的には、屋台を開業する場合もあるでしょうし、ネットで物販をする場合もあるでしょうし、開業医としてクリニックを立ち上げたり、あるいは、我々弁護士のような士業を立ち上げる場合もありますが、このような事業立ち上げの際に検討すべき事柄を整理しておきます。 1 ビジネスモデルのデザイン...

01855_「経営に問題を抱えながら、過剰な自尊感情のため、正しい助言を拒絶してしまい、問題を先送りしてしまう開業医」に対する指南メモ

科学の力は偉大です。 医学の力も偉大です。 しかし、「病気を治す」というだけでは、医者はこの世で存在することを許されません。 きちんと、「損益計算をして、採算を維持し、生活を支え、ゆとりを保ち、利益を留保・再投資する」という営みを成し遂げて、始めて、医者は、この世で存在することを許されます。 開業した医師の中には、以下...

01854_有事の際、自分に合う弁護士を探す視点その4

弁護士は、事態を予測し、想定した上で、時間的冗長性がある間に備える、という極めて価値ある提案をします。 それを、その場で聞き流した(何も対処せずにいる、というのは、結果的に、弁護士の助言・提案を聞き流したことになります)りしていると、時間と機会を喪失し、選択肢がなくなり、状況はますます悪化します。 にっちもさっちもいか...

01853_有事の際、自分に合う弁護士を探す視点その2

有事の際、法務相談中、弁護士の助言や提案を聞いて、「先生の話は難しすぎる」「先生の話はわかりにくい」「先生の話はあまりにも愚劣だ」「私を愚弄している」「私は客だ」と怒りを感じるのであれば、それは、弁護士が 「難しすぎて何を言っているかわからない」というのではなく、むしろ、しびれるくらい、腹立たしいくらいにわかりやすく、...

01852_有事の際、自分に合う弁護士を探す視点その1

「私には、この弁護士は合わない。私に合う弁護士は、話をわかりやすくかみくだいてしてくれる方だ」と、いうクライアントがいたとしましょう。 そのクライアントの視点は、どこにあるのでしょうか。 有事の際、法務相談では、誠実である弁護士ほど、腹立たしいほどの現実を伝えます。 「勝つため、有利に運ぶために、最善と考えられたもの」...

01851_弁護士の深謀遠慮を受け入れるか無視するか

弁護士の軍議(作戦協議)は、当然ながら、勝つため、あるいは勝率を上げるため、状況を改善するために、これを最優先の目的として行います。 特に、クライアントが、「管理資源や知的資源(状況認知資源や状況評価資源)や事務資源や対処資源が不足している」ような場合、「すべての事実や状況や経緯をミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フ...