02058_融資に備えての事前準備

企業が融資の話を受ける際、迅速かつ的確に対応するためには、事前に必要な情報を整理し、準備を整えておくことが重要です。 これには、IM(インフォメモ)やIP(インフォパック)と呼ばれる資料の準備が含まれます。 これらの資料は、M&Aの際に売却予定の企業の重要情報を整理するもので、買収を検討する企業が次のステップに進むかど...

02050_企業法務ケーススタディ:外国転売を疑う大量購入者への対応策

<事例/質問> ある客が、店舗に来店し、外国にいる知り合いらしい人とやりとりをしながら、製品を大量購入しています。 同じものを大量購入しているわけではなく、数個ずつ購入していますが、あらゆる商品を購入していきます。 もし、外国での転売をしているなら、抑止する方法はあるでしょうか? <鐵丸先生の回答/コメント...

01782_民事裁判官のアタマとココロを分析する(1)~(4)

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】✓当サイトをご訪問いただいた企業関係者の皆様へ:✓当サイトをご訪問いただいたメディア関係者の皆様へ:✓当サイトをご訪問いただいた同業の弁護士の先生方へ: 企業法務...

01676_企業法務スタンダード/企業法務担当者(社内弁護士)として実装すべき心構え・知見・スキル・仕事術、所管すべき固有の業務領域(19)_「君はデキる」と役員から褒められる、「法務課題・対策」のスマートプレゼン術

1 経営陣向け法務啓発・法務プレゼンの難しさ 代表取締役や常務会等の意思決定機関、取締役会のようなオーソライズ機関、いずれに対する啓発ないし政策提言であれ、「物を申す」べき対象者は法務スタッフにとっては指揮命令系統上の上位者であり、彼らは日々のビジネスジャシジメントに追われ、多忙なことは明らかです。警告を行ったり、意見...

01657_想定どおりの結果が期待できる事件(勝訴見込事件 )であれば気を抜いてもいいか?敗訴見込事件であれば、訴訟を提起しても無意味か?

1 「勝敗・成功失敗・首尾不首尾というものが観念され、結果が蓋然性に依存する事件(争訟事件)」の種別 「勝敗・成功失敗・首尾不首尾というものが観念され、結果が蓋然性に依存する事件(争訟事件)」の種別としては、大まかに分類して、1)想定どおりの結果が期待できる事件(勝訴見込事件 )2)想定どおりの結果が期待できるかどうか...

01656_争訟事件において「一発逆転」を口にするクライアントは、たいていボロ負けする

争訟事件の相談で、たまに、「一発逆転で勝てないか」ということを口にするクライアントに遭遇することがあります。 たいてい、事件構図としては悪くないが、記憶があっても記録がない、主張はわかるが証拠がない、という重大な欠陥が抱えた事件であり、記録をとっていない、証拠を整備していない、相手の言うままに署名をしたりハンコを押した...

01655_クライアント(プロジェクト・オーナー)の義務や役割や責任(2)_勝敗が観念されず、結果が蓋然性に依存しない事案(勝敗の観念出来ない事務事案やルーティン事案)の場合

では、「勝敗が観念されず、結果が蓋然性に依存しない事案(勝敗の観念出来ない事務事案やルーティン事案)」の場合、クライアントには、どんな義務や役割や責任があるのでしょうか。 このプロジェクトは、他者に依存したり、他者を制御するような課題を内包せず、ゲーム性が皆無であり、弁護士に、一定の知見とスキルがあり、これを適切に投入...

01654_クライアント(プロジェクト・オーナー)の義務や役割や責任(1)_勝敗・成功失敗・首尾不首尾というものが観念され、結果が蓋然性に依存する事件(争訟事件)の場合

「弁護士との関係における、クライアントの義務や責任」といえば、「ギャラ(費用や報酬)を支払うだけ」と思われがちですが、重篤な勘違いです。 クライアントの中には、「金さえ出せば、あとは、弁護士に任せていてよく、黙ってても、放っといても、望む結果が転がり込んでくる」という身勝手な妄想を抱く方々がいます。 また、弁護士の中に...

01653_法律相談の技法19・完_継続法律相談(6)_相談者・依頼者と弁護士報酬契約(委任契約)を締結して、事件着手をする

継続法律相談の本来的・正常的なゴールは、弁護士報酬契約(委任契約)の締結と事件着手です。 もちろん、初回法律相談で、相談者として、積極的にアクションを起こして、自分を取り巻く不満・不完全な状況を改善する旨態度決定して、相談対応した弁護士にアクションを取ることを依頼することを決意したとしても、・「詳細事実経緯のミエル化・...

01652_法律相談の技法18_継続法律相談(5)_相談者・依頼者の決意にストレステストを加え、覚悟のほどを確認する

継続法律相談において、1 相談者と弁護士の役割分担を理解させ、相談者のタスクとして、『詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化及び痕跡の収集・発見・整理』を宿題として課して、これを責任を以て完遂させることができ、2 詳細な見積もりを提示して、その後取引条件について意思の合致をみて、報酬契約を締結する前提が整備さ...