02242_ケーススタディ:FC契約解除は「泥沼の離婚裁判」と同じ? 違約金の一括回収と“ゾンビ営業”を阻止する、本部法務のための「絶縁状(合意書)」作成術

「加盟店がロイヤリティを滞納している。契約解除だ!」  経営陣がそう決断した時、法務担当者の仕事は「通知書」を送って終わりではありません。 むしろ、そこからが本当の戦いです。  フランチャイズ契約の解消は、こじれた夫婦の離婚によく似ています。  「金(違約金)は払いたくない」 「店(看板)...

02235_企業法務ケーススタディ:動産仮差押えの破壊力:店舗丸ごと人質に取る債権回収術

「取引先が支払いをバックレそうだ。資産を差し押さえたいが、相手が隠し持っている財産の『特定』ができない・・・」  債権回収の現場で、多くの経営者がここで足踏みをしてしまいます。  銀行口座なら支店名まで、不動産なら地番まで特定しなければ、裁判所は動いてくれません。 「ならば、店舗にある高価な機材を差...

02234_企業法務ケーススタディ:板挟みを脱する「矛先転換」の企業法務戦略_“返品”を断ち切り、トラブルの元凶を討つ極意

「メーカーの都合で代理店契約を切られた。そのとばっちりで、顧客から理不尽な返品を迫られている・・・」  商社や販売代理店ビジネスにおいて、メーカー(仕入先)とユーザー(顧客)の板挟みになるのは宿命です。  しかし、メーカーの身勝手な裏切りによって生じたトラブルの尻拭いを、なぜ御社が自腹(返品・返金)...

02233_企業法務ケーススタディ:子会社統治の鉄則_暴走を防ぐ人間監視カメラの導入

「子会社に『報告しろ』と言っても、上がってくるのは事後報告ばかり。都合の悪い情報は隠されている気がする・・・」  M&Aで獲得した子会社や、海外の現地法人を管理する親会社の経営陣から、このような悲鳴にも似た相談が絶えません。  「信じて任せる」という性善説に基づき、月次の報告書や会議体のルールをどれ...

02232_企業法務ケーススタディ:「社長、また余計なことを!」 炎上必至の失言を“神対応”に変える、危機管理広報の逆転劇

「今の若い連中は根性が足りない。私が若い頃は・・・」  新入社員歓迎会や株主総会、あるいはメディアのインタビューで、社長が放った一言がSNSで拡散され、瞬く間に「炎上」する。 現代の企業経営において、トップの不用意な発言は、不祥事そのものよりも速く、深く、企業のブランドを毀損する「リーサル・ウェポン(致死兵器...

02231_企業法務ケーススタディ:「買った相手が消滅した?」 瑕疵担保責任の“鎖”が切れるとき、売主が得る“法的免責”の果実

「事業を売却した後、設備に不備が見つかったらどうしよう・・・」 M&Aや事業譲渡、不動産取引において、売却後の「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」は、売り手経営者にとっての重い十字架です。 何年も経ってから、「話が違う」「欠陥がある」と損害賠償を請求されるリスクがあるからです。 しかし、もしその十字架を背負わせるべき...

02230_企業法務ケーススタディ:「確認書」を「申込書」に変えるだけで回収リスクが激減_眠っていた書式を最強の武器にする改造の視点

「社内のサーバーに、2年前に作ったけれど一度も使っていない『取引確認書』のフォーマットがあるんですが、今回の大型案件でこれを使ってもいいですか?」  こんな相談を受けたとき、多くの経営者は「あるなら使えばいいじゃないか」 と軽く考えがちです。  しかし、ちょっと待ってください。 その「眠っていた文書...

02229_企業法務ケーススタディ_大手との契約_“数字”よりも圧倒的に重要なSOW

「相手はあの大手広告代理店だ。変なことはしないだろう」 「契約書のドラフトも向こうが出してきたし、遅延損害金の利率くらいチェックしておけばいいか」 新しいビッグ・ビジネスの予感に胸を躍らせ、契約書のチェックが単なる「儀式」になっていませんか? 特に、目に見えない「サービス(役務)」を提供する取引において、相手のネームバ...

02227_企業法務ケーススタディ:対ドイツ企業訴訟_日本を主戦場にする国際債権回収戦略_“地の利”と“時間”を味方にせよ

「ドイツの取引先とトラブルになった。でも国際訴訟なんて金と時間の無駄だ。泣き寝入りするしかない」  そう諦めて、回収できるはずの数千万円の債権をドブに捨てようとしていませんか?  もし契約書に「日本の裁判所」という魔法の言葉(管轄条項)が刻まれているなら、その判断は早計に過ぎます。 実は、ドイツ企業...

02226_企業法務ケーススタディ:契約書なき債権回収_事実の再構築(5W2H)と仮差押えの鉄則

「長年の付き合いだから、契約書なんて水臭いものは作っていなかった」 「毎月請求書を送っていて、合計でこれだけ未払いがあるんだから、裁判所もわかってくれるだろう」 ビジネスの現場、特に古くからの商習慣が残る業界では、こうした「阿吽の呼吸」で取引が進むことが珍しくありません。  しかし、いざ相手が支払いを渋り、法的手段に訴...