02209_デジタル預手(ステーブルコイン)の時代(2)_「デジタル預手(ステープルコイン)」が変えるビジネスの未来_証券決済と貿易金融はこう激変する

前回記事「002208_『仮想通貨=手形、ステーブルコイン=預手』という未来_”信用のデジタル化”の本当の意味」では、これまでの仮想通貨を「一般企業が発行する(信頼性の限界のある)約束手形」との他対比で、信託銀行などが発行するステーブルコインを「デジタル預手(よて)」と捉える視点をご紹介しました。 ステープルコインは、...

02208_デジタル預手(ステーブルコイン)の時代(1)_『仮想通貨=手形、ステーブルコイン=預手』という未来_”信用のデジタル化”の本当の意味

「円建てステーブルコイン実用段階―ドル建て1強に風穴 3メガ・JPYCの2陣営に―越境送金へ弾み」という2025年11月8日付日経新聞の記事が、国内のステーブルコイン(SC)に関する新たな規制の枠組み、特に信託銀行による発行容認の動きを報じました。 一見すると「また新しい金融商品のルールが決まった」という地味なニュース...

保護中: 02202_企業法務ケーススタディ:会社は潰すが名は残す「ステルス再生」_破産を回避し、“一部を守る”戦略

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02181_方便は戦術その1_弁護士の“二面性”を読み誤るな

法務の現場では、あの手この手が飛び交います。 ときには奥の手、場合によっては反則技すれすれの演技や方便。 その代表例のひとつが、「弁護士の二面性」です。 今回は、一見すると「ずる賢い」ように見える弁護士の行動の裏側にある、プロとしての思考と戦術についてお話しします。 弁護士が「怒るフリ」をする理由 たとえば、取引先との...

02178_調整役はつらいよ:弁護士間の意思疎通_“火消し役”にあらず

依頼者にとっては“最強布陣”であるはずの複数弁護士による共同受任。 その調整役というと、「損な役回り」と思われがちですが、実のところ、“うま味”があるポジションでもあります。 依頼者との距離が近い弁護士がその役に就けば、関係者間の交通整理を通じて、案件の動線そのものを握ることができます。 全体を俯瞰する立場にもなりやす...

02145_ミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化が、経営を守る_05法務の沈黙が、経営判断を狂わせる―議事録に“口を出さない”リスク

ある会社での話です。 経営会議の場で、役員のひとりがこう言いました。 「この案件、正式な契約はまだだけど、先に動いてしまおう」「一昨日、ゴルフに行ったんだけど、先方のトップ以下3名が了解してたから、大丈夫でしょ」 その場では、誰も強く反対せず、話は流れていきました。 法務担当者も出席していましたが、何も言いませんでした...

02124_経営者視点で考える組織の最適化_企業法務弁護士が提案する改革のヒント

企業経営において、適切な人員配置は非常に重要です。 役割が明確でバランスよく配置されていれば、業務はスムーズに進み、生産性が向上します。 しかし、企業が成長するにつれて、無駄が増えたり、業務の偏りが生じたりすることも少なくありません。 最近、ある企業の組織体制を精査する機会がありました。 その企業では、スタッフの業務を...

02102_企業法務ケーススタディ:「金商法違反だから登録が必要」は本当?—弁護士の助言を鵜呑みにする前に

<事例/質問> ファンド運営のビジネスを考え、大手弁護士事務所に相談しました。 すると、 「金商法違反だから二種免許がいる」 と言われました。 それって、どういうこと? 本当ですか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 結論から言えば、「金商法違反だから二種免許がいる」という説明は、必ずし...

02076_初回法律相談の主眼

初回の無料法律相談では、相談者に 「法常識と一般常識のギャップ」 を、よく理解してもらうことに主眼が置かれます。 これは医療で言えば、 「自分の病状や病気の概要を、極めて大雑把に認識した」 というレベルに過ぎません。 すなわち、医療という比喩を用いると、 ・詳細な病気のメカニズムや ・治療ないし改善すべき課題の特定や ...

02030_事業立ち上げに成功したらIPO(株式公開)をすすめられた(教えて!鐵丸先生Vol. 37)

<事例/質問> 「御社の事業は素晴らしい。極めて有望だ。上場も夢ではない。あなたはIPO(株式公開)に興味はないか? 私はこれまで何社もの上場を支援してきた。私に出資させて、私の仲間も役員に入れ、一緒に上場の夢を実現しないか」という話が浮上して、出資をしてもらう話が進んでいます。 正直申し上げて、上場とかI...