02237_ケーススタディ:「単純な質問」に即答できないのはナゼですか? 不正社員の“嘘”をあぶり出す、社内調査の「ロジック・トラップ」

「やっていません」「知りません」 社内不正の疑いがある社員にヒアリングをすると、判で押したようにこう返ってきます。  証拠が不十分な段階で、彼らの「否認」を崩すのは容易ではありません。 しかし、百戦錬磨の弁護士は、相手の「答えの中身」ではなく、「答え方(プロセス)」に注目します。 真実はシンプルですが、嘘は複...

02235_ケーススタディ:「金目の物はどこだ?」と探偵ごっこは不要! 相手のオフィスを“まるごと”人質に取る「動産仮差押え」の破壊力

「取引先が支払いをバックレそうだ。資産を差し押さえたいが、相手が隠し持っている財産の『特定』ができない・・・」  債権回収の現場で、多くの経営者がここで足踏みをしてしまいます。 銀行口座なら支店名まで、不動産なら地番まで特定しなければならない。  「ならば、オフィスにある高価な機材を差し押さえたいが...

02234_ケーススタディ:「板挟みの悲劇」は思考停止の証拠?  “返品”という名の「甘え」を断ち切り、真の敵を討つ“矛先転換”の極意

「メーカーの都合で代理店契約を切られた。そのとばっちりで、顧客から理不尽な返品を迫られている・・・」  商社や販売代理店ビジネスにおいて、メーカー(仕入先)とユーザー(顧客)の板挟みになるのは宿命です。 しかし、メーカーの身勝手な裏切りによって生じたトラブルの尻拭いを、なぜ御社が自腹(返品・返金)で負わなけれ...

02231_ケーススタディ:「買った相手が消滅した?」 瑕疵担保責任の“鎖”が切れるとき、売主が得る“法的免責”の果実

「事業を売却した後、設備に不備が見つかったらどうしよう・・・」  M&Aや事業譲渡、不動産取引において、売却後の「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」は、売り手経営者にとっての重い十字架です。 何年も経ってから、「話が違う」「欠陥がある」と損害賠償を請求されるリスクがあるからです。 しかし、もしその十字架を背...

02228_ケーススタディ:「補償金は家主のもの」という大誤解! 立ち退き命令を“設備一新”の好機に変える、店子のための「対行政」交渉術

ある日突然、役所から届く「立ち退き要請」の通知。 「道路拡張のため、立ち退いてください」と言われた時、多くのテナント(店子)経営者は、 「補償金をもらえるのは土地建物のオーナー(家主)だけで、借りている自分たちは泣き寝入りか・・・」 と諦めてしまいがちです。 しかし、その思い込みこそが「法律オンチ」の典型です。 実は、...

02226_ケーススタディ:「契約書がない!」を嘆く前に _“どんぶり勘定”を“鉄の証拠”に焼き直す、債権回収の錬金術(5W2H)

「長年の付き合いだから、契約書なんて水臭いものは作っていなかった」 「合計でこれだけ未払いがあるんだから、裁判所もわかってくれるだろう」 ビジネスの現場、特に古くからの商習慣が残る業界では、こうした「阿吽の呼吸」で取引が進むことが珍しくありません。  しかし、いざ相手が支払いを渋り、法的手段に訴えよ...

02224_ケーススタディ:「納得できない」でもハンコを押せ? 裁判官の“和解勧告”を蹴飛ばしてはいけない「経済的理由」

「あと50万円積めば、この泥沼から抜け出せる? 冗談じゃない、こっちは1円だって払いたくないんだ!」 裁判所から和解を勧められたとき、経営者の多くはこう憤ります。 自分たちに非がない、あるいは相手の要求が不当だと思えば思うほど、金銭での解決は「屈服」のように感じられるものです。 しかし、ここでの50万円は、単なる「負け...

02223_ケーススタディ:「裁判に勝っても1円も取れない」悪夢を回避せよ 倒産寸前の資産をロックする「仮差押え」の威力

「相手の会社が危ないらしい。すぐに裁判を起こして回収だ!」 「いや、ちょっと待ってください。裁判の前に『仮差押え』をしておかないと、勝っても1円も取れませんよ?」 取引先の信用不安が発覚したとき、多くの経営者は「早く裁判をして白黒つけたい」とはやる気持ちを抑えきれません。 しかし、法律のプロである弁護士は、「裁判」では...

02220_企業法務ケーススタディ:取引先倒産! 破産管財人からの「底引き網」請求に慌てるな_社長個人への支払いは有効か?

「取引先が倒産した! しかも、破産管財人から『売掛金を払え』という通知書が届いた!」 「いやいや、もう社長個人に払ってしまったし、そもそも契約相手は法人ではなく社長個人のはずだが・・・」 取引先が破綻した際、裁判所から選任された「破産管財人」から、有無を言わさぬ請求書が届くことがあります。 弁護士名義の仰々し...

02219_企業法務ケーススタディ:「肉を切らせて骨を断つ」戦略的訴訟の流儀_“勝訴”だけがゴールではない

「ウチの大ヒット商品をパクられた! 裁判で徹底的に叩き潰してやる!」 手塩にかけて育てた自社製品が、見ず知らずの業者に堂々と模倣されれば、経営者の血が沸騰するのは当然です。 しかし、いざ勇んで弁護士の門を叩くと、「裁判で勝つのは難しいですね」という冷や水のような言葉を浴びせられることが少なくありません。 とはいえ、法務...