02255_出向社員トラブルの出口設計

出向は、便利です。 人材を活かし、取引先との関係を強め、グループ内の最適配置を実現できます。 経営にとっては、実に使い勝手のよい制度です。 ところが、トラブルが起きた瞬間、その便利さは一転します。 出向元、出向先、本人。 三者が絡み合い、責任の所在が曖昧になり、感情だけが先行する。 そして飛び出すのが、「懲戒解雇だ」と...

02248_ケーススタディ:エース社員が残した「裏値引き」という名の時限爆弾_“担当者が次々辞めていく”組織が支払うべき、高い授業料

「今回の代金は『借りたこと』にしておきます。その代わり、次は値引きでお返ししますから!」  営業担当者が、目先の受注欲しさに独断で口走った「禁断の約束」。  経営者はこれを「担当者の勝手な暴走」と切り捨てようとしますが、少し待ってください。 なぜ彼はそんな無理な約束をしたのか? なぜ後任の担当者は数...

02241_ケーススタディ:「試用期間」は「お試し期間」ではありません。「真摯な対応」という主観が通用しない、解雇という名の“地雷原”の歩き方

「能力不足だから、試用期間満了で本採用を見送りたい」 経営者や人事担当者なら、一度は直面する悩みでしょう。  しかし、法律の世界では、「試用期間」は「クーリングオフ期間」ではありません。 「真摯に対応した」という主観的な誠意は、裁判所という冷徹な計算機の前では、ほとんど無力です。 本記事では、採用という“入り...

02237_ケーススタディ:「単純な質問」に即答できないのはナゼですか? 不正社員の“嘘”をあぶり出す、社内調査の「ロジック・トラップ」

「やっていません」「知りません」 社内不正の疑いがある社員にヒアリングをすると、判で押したようにこう返ってきます。  証拠が不十分な段階で、彼らの「否認」を崩すのは容易ではありません。 しかし、百戦錬磨の弁護士は、相手の「答えの中身」ではなく、「答え方(プロセス)」に注目します。 真実はシンプルですが、嘘は複...

02160_社員の不祥事にどう向き合うか_その5_痴漢で逮捕されても解雇はできない?_懲戒も休職も難しい時、どう動くか

痴漢で逮捕された――懲戒は可能か? 社員が刑事事件の嫌疑をかけられたとき――企業は、どのように対応すべきでしょうか。 たとえば、通勤電車内で痴漢行為をしたとして社員が逮捕された場合。 企業としては「即刻クビにしたい」と思うかもしれません。 けれども、ここでもやはり「感情より構造」「処分より静かな出口」「冷静な見きわめ」...

02159_社員の不祥事にどう向き合うか_その4_副業バイトでキャバクラ勤務!?就業規則違反にあたるか?

焦点は「職種」ではなく「副業の中身」 ある人事担当者から、そんな相談を受けたことがあります。 本人に確認したところ、「生活費が足りなかったので・・・」と。 たしかに、副業解禁時代の昨今、副収入を得る手段として夜職を選ぶ人がいるのも現実です。 とはいえ、焦点となるのは「職種」そのものではありません。 問われるべきは、その...

02107_企業法務ケーススタディ:17年勤務の産業医、突然の契約解除ー退職を拒否できるか?

<事例/質問> 17年前より、ある企業の健康管理センターで産業医として勤務しています。 当初は常勤医でしたが、その翌年に非常勤嘱託となり、その2年後、自宅での検査判定が仕事となりました。 週5日分のデータを、週1回受け取り、検査判定をしています。 給料明細には勤務日数20日前後/月と記載されており、厚生年金保険に加入し...

02060_企業法務ケーススタディ:穏便な退職交渉の現実と選択肢その2

<事例/質問> 40代の男性社員を退職させたいと考えています。 たとえば、「子会社を解散させることで整理解雇を行い、結果として男性社員を退職させる」という案については、どうでしょうか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 質問者は、男性社員を退職させたいあまり、正常性バイアスに陥り、事案の...

02033_痴漢で逮捕された従業員を解雇できるか(教えて!鐵丸先生Vol. 45)

<事例/質問>  従業員が、痴漢で逮捕されました。 今、勾留になっています。 弁護士がついて、お話を聞く限り、本人は無罪だ、冤罪だ、と争っているようです。 でも、ニュースで報道もされました。 当社は大変な迷惑を被っております。 すぐにでも解雇をしたいのですが、弁護士の先生は、人権派の先生で、解雇なんてとんで...

02024_企業が抱える解雇にまつわるトラブル(教えて!鐵丸先生Vol. 32)

<事例/質問>  知り合いの社長が、労働者から訴えられて、裁判でも主張が受け入れてもらえなかったとぼやいていましたが、企業が労働問題で苦労するのは何か原因があるのでしょうか。 逆に、労働問題を起こさずに安全・安心に経営するコツってあるのでしょうか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 企業が労働法でつ...