02240_企業法務ケーススタディ:「カネを払わなきゃ秘密をバラす」元社員の“情報テロ”に屈しない_警察を動かす告訴状の作成戦略
「退職金代わりにカネを払え。さもなくば、会社の機密をばら撒くぞ」 退職した元従業員からの、背筋が凍るような脅迫メール。 断固拒否した結果、機密情報はネットの海に放流され、御社の株価は無情にも下落した・・・。 これは単なる嫌がらせではありません。 「情報」を人質にしたテロリズムです。 しかし、いざ警察に相談に...
「退職金代わりにカネを払え。さもなくば、会社の機密をばら撒くぞ」 退職した元従業員からの、背筋が凍るような脅迫メール。 断固拒否した結果、機密情報はネットの海に放流され、御社の株価は無情にも下落した・・・。 これは単なる嫌がらせではありません。 「情報」を人質にしたテロリズムです。 しかし、いざ警察に相談に...
「ウチの大ヒット商品をパクられた! 裁判で徹底的に叩き潰してやる!」 手塩にかけて育てた自社製品が、見ず知らずの業者に堂々と模倣されれば、経営者の血が沸騰するのは当然です。 しかし、いざ勇んで弁護士の門を叩くと、「裁判で勝つのは難しいですね」という冷や水のような言葉を浴びせられることが少なくありません。 とはいえ、法務...
前稿では、「証券決済」や「貿易金融」という巨大な領域で、「デジタル預手(=信頼できるステーブルコイン)」が決済の即時化(T+0)や契約の自動執行をもたらす可能性を解説しました。 この変革の根底にあるのは、「信頼(Trust)」のコストを劇的に下げる力です。 現在は、取引の安全性を担保するために、銀行、司法書士、不動産仲...
「先生、うちは儲かっています。黒字です・・・それでも倒産できますか?」 先日、ある経営者からそんな相談を受けました。 ふつうに聞けば意味不明です。 黒字なら安全、そう信じている人が大半でしょう。 ところが、この質問は珍しくない。 むしろ現場では、よく耳にします。 そもそも「黒字=安全」という前提が、幻想にすぎません。 ...
<事例/質問> 特許出願をしたところ、特許庁から拒絶理由通知書が届きました。 拒絶理由が解消されるべく、手直しと反論をすることにしました。 手続補正書で権利範囲を修正することに加え、さらに、その補正によって拒絶理由を解消したことを意見書として提出しました。 しかし、再度、絶理由通知書が届きました。 今度は、...
競業と機密漏洩は、法的議論において異なるフェーズとして扱われるべき問題です。 たとえば、■■社が始めたビジネスが、▲▲社の競合として軌道に乗っている場合を考えてみましょう。 ▲▲社としては、■■社のビジネスが機密漏洩によるものとしか思えないほど極似していると主張しても、それが必ずしも機密漏洩を伴うとは限りません。 裁判...
機密漏洩については、裁判所や紛争実務の専門家の間では「単なる愚痴」として捉える傾向があります。 長年の研究や製造を通じて培われた技術や、巨大企業の根幹を支える高度な知識が関わるケースでは、裁判所もきちんと評価します。 しかし、ほとんどの中堅・中小企業間の紛争で機密漏洩が問題となっても、裁判所は「犬も食わない、猫もまたぐ...
<事例/質問> 日本ではまだそれほどメジャーではないものですが、海外ではすでに流行り始めているサービスコンセプトの名称を使って、ビジネスを展開しはじめたところ、「その名称はすでに商標登録しているので、商標権侵害だから、即刻 ビジネスを停止せよ」とやたらと弁護士の名前が数多く並べ立てられている内容証明郵便に...
<事例/質問> 登録した商標と同一のネーミングで、赤の他人が勝手に書籍を出版しています。 登録の際に指定した商品の区分にも書籍制作は入っています。 勝手にネーミングを使った書籍の紹介と称して、パクった人間がテレビに出演したりもしています。 どういう対策を取れますか。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南...
著作権はあくまで表現媒体や表現行為を保護するものであり、 「アイデアや筋書きそのもの」は保護の対象ではありません。 例えば、畑中鐵丸という作家が 「アンドロメダ銀河からやってきた、愛と平和の弁護士」 というSFロマン小説を書いたとします(かなりつまらなそう)。 この「アンドロメダ銀河からやってきた、愛と平和の弁護士」 ...