02075_M&Aを検討する全ての企業経営者がふまえておくべき教訓

2017年4月、日本郵政は、2015年5月に買収した豪州の大手物流会社、トールホールディングスについて4003億円の特別損失を計上すると発表しました。 買収の際には、のれん、商標権として52億7600万豪ドル(5048億円)を計上していました。 例え話を使って、ざっくりいいますと、5048万円の3LDKの投資用マンショ...

02058_融資に備えての事前準備

企業が融資の話を受ける際、迅速かつ的確に対応するためには、事前に必要な情報を整理し、準備を整えておくことが重要です。 これには、IM(インフォメモ)やIP(インフォパック)と呼ばれる資料の準備が含まれます。 これらの資料は、M&Aの際に売却予定の企業の重要情報を整理するもので、買収を検討する企業が次のステップに進むかど...

02026_中小企業の海外でのM&A成功例について(教えて!鐵丸先生Vol. 34)

<事例/質問>  中小企業の海外M&Aについて、知り合いの経営者が、皆ほとんど失敗している、と言っていますが、 逆に、成功しているところってどんなところなんでしょうか? 成功の秘訣のようなものはあるのでしょうか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 「海外進出を任せるに足るリーダー(責任者)」の有無が...

02025_中小企業の海外M&Aについて(教えて!鐵丸先生Vol. 33)

<事例/質問>  中小企業の海外M&Aについて、知り合いの経営者が、皆ほとんど失敗している、と言っています。失敗する原因のようなものって、あるのでしょうか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 中小企業の海外M&Aについて、多くの経営者がほとんど失敗しているといえます。 では、失敗する原因は何...

02011_M&Aで売り手側の契約書は分厚いほうがいいのか(教えて!鐵丸先生Vol. 19)

<事例/質問>  代々続いた家業を売却するのですが、税理士さんに任せていろいろやってもらっています。 M&Aという割に、ペラペラの契約書で心配です。 もっと分厚い契約書にしておくべきではないでしょうか。 その方が、安心できますので。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 日本の産業界では、長い間、「信頼...

01998_M&Aの「DD」「デューデリ」って何? (教えて!鐵丸先生Vol. 41)

「DD」「デューデリ」 とは、正式名称デュー・ディリジェンス(Due diligence)と呼ばれるもので、M&A実務の世界では、 「買収対象である企業の調査」 とほぼ同義のものとして使われています。 「買い手は常に注意せよ」という法格言がありますが、 「買い物に失敗したら、すべて買い手が悪い。買主の不注意がす...

01997_M&Aって何? (教えて!鐵丸先生Vol. 41)

M&Aは、チョーわかりやすく言うと、企業そのものを取引対象とする売買、すなわち「買い物」の一種ということです。 企業が普通に買い物をする場合、ヒト、モノ、カネ、ノウハウといった形で、個別経営資源毎にバラバラで調達します。 他方で、「これをいちいちやっていると面倒くさくてしょうがない。ヒト・モノ・カネ・ノウハウが...

01760_2時間で丸わかり!M&A実務・M&A法務の体系と全体構造と基礎

企業法務を担う弁護士の先生方や、企業の社内弁護士や法務担当者方向けのコンテンツです。 セミナー開催した当時のものですが、満足度評価平均は、4.4点(5点満点中)でした。 寄せられた感想としては 「実践的で分かりやすかったと思います」 「M&Aという難しい分野を楽しく解説してもらい、よかったと思ます」 「実務的な内容が非...

01755_「企業(法人)をM&Aした場合、買った企業(法人)が持っていた個人情報データベースをそのまま利用しても大丈夫ですか?」

個人情報保護法23条4項は、M&Aの場合を第三者提供に該当しない、と定めていますので、利用することは可能です。 個人情報保護法23条4項 次に掲げる場合において、当該個人データの提供を受ける者は、前三項の規定の適用については、第三者に該当しないものとする。一 個人情報取扱事業者が利用目的の達成に必要な範囲内において個人...

01711_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)22_M&Aに関する法とリスク

1 M&Aとは何か M&Aとは、企業そのものを取引対象とする売買、すなわち「買い物」の一種ということです。 普通の取引対象といえば、ヒト、モノ、カネ、ノウハウといった形で、個別経営資源毎にバラバラで調達します。 他方で、「これをいちいちやっていると面倒くさくてしょうがない。ヒト・モノ・カネ・ノウハウが統...