01043_反社会的勢力への対応のポイント(教えて!鐵丸先生Vol.002)
反社会勢力(以下「反社」と略します)と、接点を持たないようにするには、どうすればいいのでしょう。 また、接点をもってしまった場合は、どうすればいいのでしょう。 反社といえば、 「パンチパーマ、白いスーツ、関西弁、入れ墨、名刺は○○興業」というイメージがあるかもしれませんが、実際は、 「ファッショナブルでセクシーなスタイ...
反社会勢力(以下「反社」と略します)と、接点を持たないようにするには、どうすればいいのでしょう。 また、接点をもってしまった場合は、どうすればいいのでしょう。 反社といえば、 「パンチパーマ、白いスーツ、関西弁、入れ墨、名刺は○○興業」というイメージがあるかもしれませんが、実際は、 「ファッショナブルでセクシーなスタイ...
弁護士に法律相談に行くのは、いつ、どのタイミングがいいのでしょう。 「あまりに早く行っても、何をどう相談していいのかわからないし、『何でこんなに早くきたの』と言われてしまいそうだし。用もないのに相談に行き、そのたびにお金を払うようなことは避けたいし。むしろ、事件になって問題がはっきりしてから行くほうが、説明もしやすいし...
21世紀に入ると、企業の法務ニーズが急激に増加しました。 しかし、現代の企業が欲する企業法務は、もはや「裁判実務に限定した紛争法務(臨床法務あるいは治療法務)を中心とした従来型法務」とは異質のものとなります。 すなわち、現代の企業が求める企業法務とは、ビジネスの展開スピードに合致し、合理的・合目的的で、洗練され、ビジネ...
21世紀に入ると、「外資系企業」「ベンチャー企業」といった新興勢力が産業界を席捲します。 これらの企業は、それまで「阿咋」の呼吸で黙示に形成されてきた不文の慣行をことごとく無視します。 欧米の契約文化を徹底するとともに、「法律や契約に書かれざることについては、すべて企業の自由である」というアグレッシブな法感覚を当然のよ...
企業不祥事の質や傾向における急変状況に合わせて、企業の不祥事予防のための行動も2000年を境に劇的な変化を遂げていきます。 1990年代における、企業の採るべきリスク予防活動といえば、弁護士に話を聞く前に役所や政治家、業界の顔役に相談することが主流でした。 すなわち、当時、「護送船団方式」や「奉加帳方式」などに代表され...
1 前世紀における企業不祥事 前世紀、といっても1990年代の話ですが、その当時、今では企業経営者の間で盛んに話題にされる「企業法務」や「法令遵守」といったテーマは、さほど重要視されていませんでした。 では、この時代に企業不祥事がなかったか、といえばそうではありません。 この当時も、総会屋に対する利益供与や入札談合、さ...
役割分担設計において、各種役割を担えるスキルを有する有能な人間がただ集まっていても、チームとして機能するわけではありません。 烏合の衆を、組織的・有機的な機能集団として活動させるためには、チームビルディングという営みを意図的・意識的に行う必要があります。 もちろん、ロマンだけでなく、ソロバンも必要です。 経済的メリット...
プロジェクトが、参謀が描いたとおりに展開し、所与の目的を達成できれば何も言うことはありません。 しかしながら、前提として、対処課題は、「正解も定石も不明なプロジェクト」です。 当然ながら一筋縄では行きません。 責任者(リーダー)も、参謀も、現場参謀も、実務遂行者も、いってみれば社内の人間であり、業界の人間であり、既存秩...
プロジェクト遂行現場において、現場参謀(管理系エリート、戦術担当、作業計画策定・統括)と対極に立つべき存在である、実務遂行者(ソルジャー・下士官、作戦遂行者・現場責任者)も絶対的に必要になります。 現場参謀は、戦略(ストラテジー)の実行や活動(アクティビティ)の遂行に責任をもち、この責任を果たすため、戦術(タスク)ない...
戦略と戦術という概念区分があります。 戦略とは「大局を俯瞰した上で考案した目的達成するためのシナリオ・筋道」、これに対して戦術とは「戦略を実施に移すための具体的方策や実現方法」といわれています。 私なりの言い方ですが、戦略とは、「参謀による目標案の設定」と「責任者による決断・決定」、「参謀による目標と現実の間の課題やリ...