01813_弁護士の手の内
有事になると、弁護士は、以下のように事項を因数分解し、戦略を練る準備をすすめていきます。 1 戦略立案環境 1)コミュニケーション環境 (1)電子メール(2)携帯電話(3)FAX 2)情報環境(状況認知・観察) 3)思考環境(論理則や経験則やリテラシーの実装)(1)法的三段論法 ・大前提:規範特定(法律にはこう書いてあ...
有事になると、弁護士は、以下のように事項を因数分解し、戦略を練る準備をすすめていきます。 1 戦略立案環境 1)コミュニケーション環境 (1)電子メール(2)携帯電話(3)FAX 2)情報環境(状況認知・観察) 3)思考環境(論理則や経験則やリテラシーの実装)(1)法的三段論法 ・大前提:規範特定(法律にはこう書いてあ...
訴訟を提起するとなると、相手もあれやこれやと何かしら嫌がらせをしかけてくるでしょうし、それらに対処するための損害が想定される場合もあります。 弁護士は、論理と経験上の蓋然性にしたがって状況に対処する選択肢を創出しますが、法務相談者(大将)において、訴訟に不可避の損害を嫌悪するなら、訴訟などやめてしまったほうがいいでしょ...
メールアドレスを作成する際、ビジネス常識でいいますと、姓名が推測されるようなものを選択されることをおすすめします。 メールを送信する際、とくに、機微情報を含む連絡をする際、姓名とかけ離れたアカウントの場合、送信者に、アイデンティティ確認の負荷が生じますし、重要で緊急な作戦行動の障害になります。 また、個性豊かで、保有者...
ステップ1:関係資料を収集し、ステップ2:その他重要記録を収集し、ステップ3:関係記録を時系列整理し、ステップ4:ヒヤリング(当然嘘や妄想がたくさん入るのである意味尋問のような形でストレステストを加えながら経緯確認する)ステップ5:状況や経緯をミエル化・カタチ化・言語化・文書化する、 という作業がないと、一歩たりとも、...
弁護士に外注するとき、弁護士との対話がうまく進まない方が少なくありません。 原因として考えられるのは、「何を」の部分に齟齬がある場合です。 選択肢1 単なる事務文書作成なのか、あるいは、選択肢2 (1)戦時あるいは準戦時を意識した状況構築(2)当該状況構築を所与とした外交文書作成なのか、という点です。 選択肢2の場合、...
弁護士に、状況そのものが事件であると言われ、自身も「この状況は事件だ」と、受け入れ、認識したのであれば、「通常、事件被害に遭った合理的人間」として対処すべき一連の行動をしておくべきことになります。 もちろん、対処行動をせずに放置することも可能ですが、その場合、放置=黙認=追認ということを自認したものと扱われます。 腹立...
「ミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化」 には、多大な時間とエネルギーを費消することを頭に入れておかなければなりません。 ここで、注意しなければならないのは、裁判制度を利用するにあたっての「状況の調査、功利的状況構築、構築状況に照らした法的メッセージの設計、法的メッセージ」の「ミエル化・カタチ化・言語化・文...
訴訟は、「感情を優先するか、勘定を優先するか」という思考優先秩序に依存します。 1 感情を優先する(01799をお読みください) 2 勘定を優先する 勘定を優先するなら、結局、拙稿「ケース29:訴訟のコスパ やられたらやり返すな!」 のとおり、 引用開始==========================>意地や沽券(...
訴訟は、「感情を優先するか、勘定を優先するか」という思考優先秩序に依存します。 1 感情を優先する このまま泣き寝入りは許せん、というのであれば、1)あれこれ裁判外で仕掛ける2)正々堂々と訴訟を仕掛けるの2択しかありません。 (2)は、莫大な資源動員が必要となりますし、かつ、動員資源に見合う期待値は、経済的に成立しませ...
有事・戦時の作戦協議(作戦協議の前提としての状況の認知・整理・観察・評価・解釈・展開予測や、作戦立案する際に適用するべき有事空間におけるゲームのロジックやルールやアノマリー等の採否を含む)においては、議論の本質を、短時間で、かつ鮮明に浮かび上がらせることが最優先と考え、カジュアルに、リラックスした雰囲気で話をすすめるこ...