02238_企業法務ケーススタディ:警察を本気にさせる企業犯罪告訴の極意

「横領だ! 背任だ! 詐欺だ! 警察に突き出してやる!」 社内で発覚した不正に対し、勇んで告訴状を作成し、所轄の警察署に持ち込んだものの、「これは民事不介入ですね」「証拠が足りませんね」と、のらりくらりとかわされ、門前払いを食らう。 これは、多くの企業が直面する現実です。  なぜ、あなたの会社の告訴状は受理さ...

02237_企業法務ケーススタディ:「単純な質問」に即答できないのはナゼですか?_不正社員の“嘘”をあぶり出す、社内調査のロジック・トラップ

「やっていません」「知りません」。 社内不正の疑いがある社員にヒアリングをすると、判で押したようにこう返ってきます。  証拠が不十分な段階で、彼らの「否認」を崩すのは容易ではありません。 しかし、百戦錬磨の弁護士は、相手の「答えの中身」ではなく、「答え方(プロセス)」に注目します。 真実はシンプルですが、嘘は...

02236_企業法務ケーススタディ:抵当権と根抵当権_担保設定に見る“ビジネスの相思相愛”判別法

「先方が作ってくれた契約書だから、そのままハンコを押しておけばいいだろう」  もしあなたが、担保契約においてそんな軽い気持ちでいるなら、少し危険です。  特に、融資の担保となる「抵当権」と「根抵当権」。 この「根」という一文字があるかないかは、法的な手続きの違いだけではありません。 それは、相手との...

02235_企業法務ケーススタディ:動産仮差押えの破壊力:店舗丸ごと人質に取る債権回収術

「取引先が支払いをバックレそうだ。資産を差し押さえたいが、相手が隠し持っている財産の『特定』ができない・・・」  債権回収の現場で、多くの経営者がここで足踏みをしてしまいます。  銀行口座なら支店名まで、不動産なら地番まで特定しなければ、裁判所は動いてくれません。 「ならば、店舗にある高価な機材を差...

02234_企業法務ケーススタディ:板挟みを脱する「矛先転換」の企業法務戦略_“返品”を断ち切り、トラブルの元凶を討つ極意

「メーカーの都合で代理店契約を切られた。そのとばっちりで、顧客から理不尽な返品を迫られている・・・」  商社や販売代理店ビジネスにおいて、メーカー(仕入先)とユーザー(顧客)の板挟みになるのは宿命です。  しかし、メーカーの身勝手な裏切りによって生じたトラブルの尻拭いを、なぜ御社が自腹(返品・返金)...

02233_企業法務ケーススタディ:子会社統治の鉄則_暴走を防ぐ人間監視カメラの導入

「子会社に『報告しろ』と言っても、上がってくるのは事後報告ばかり。都合の悪い情報は隠されている気がする・・・」  M&Aで獲得した子会社や、海外の現地法人を管理する親会社の経営陣から、このような悲鳴にも似た相談が絶えません。  「信じて任せる」という性善説に基づき、月次の報告書や会議体のルールをどれ...

02232_企業法務ケーススタディ:「社長、また余計なことを!」 炎上必至の失言を“神対応”に変える、危機管理広報の逆転劇

「今の若い連中は根性が足りない。私が若い頃は・・・」  新入社員歓迎会や株主総会、あるいはメディアのインタビューで、社長が放った一言がSNSで拡散され、瞬く間に「炎上」する。 現代の企業経営において、トップの不用意な発言は、不祥事そのものよりも速く、深く、企業のブランドを毀損する「リーサル・ウェポン(致死兵器...

02231_企業法務ケーススタディ:「買った相手が消滅した?」 瑕疵担保責任の“鎖”が切れるとき、売主が得る“法的免責”の果実

「事業を売却した後、設備に不備が見つかったらどうしよう・・・」 M&Aや事業譲渡、不動産取引において、売却後の「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」は、売り手経営者にとっての重い十字架です。 何年も経ってから、「話が違う」「欠陥がある」と損害賠償を請求されるリスクがあるからです。 しかし、もしその十字架を背負わせるべき...

02230_企業法務ケーススタディ:「確認書」を「申込書」に変えるだけで回収リスクが激減_眠っていた書式を最強の武器にする改造の視点

「社内のサーバーに、2年前に作ったけれど一度も使っていない『取引確認書』のフォーマットがあるんですが、今回の大型案件でこれを使ってもいいですか?」  こんな相談を受けたとき、多くの経営者は「あるなら使えばいいじゃないか」 と軽く考えがちです。  しかし、ちょっと待ってください。 その「眠っていた文書...

02229_企業法務ケーススタディ_大手との契約_“数字”よりも圧倒的に重要なSOW

「相手はあの大手広告代理店だ。変なことはしないだろう」 「契約書のドラフトも向こうが出してきたし、遅延損害金の利率くらいチェックしておけばいいか」 新しいビッグ・ビジネスの予感に胸を躍らせ、契約書のチェックが単なる「儀式」になっていませんか? 特に、目に見えない「サービス(役務)」を提供する取引において、相手のネームバ...