01916_主張立証における留意点

1 事実に関するファクトレポート 留意点1 5W2H形式で書き記す留意点2 修飾語や副詞などの形容表現は一切厳禁(*) (*)「たくさん」「いっぱい」「非常に」「一生懸命」「がんばった」等、形容詞等を使うと、簡単でラクですが、裁判所では、事実を語っていない、ウソ、虚偽と同等に扱われます。業務日報のように、客観的で端的で...

01884_裁判所の出す和解のサインを読み解くには

裁判官は常に「ジェントルでエレガントで、何を言っているのかさっぱりわからない言い方」をします。 「東大卒の知的で穏やかな紳士だけにしかわからない、奥歯にものの挟まった言い方」というものが、世の中には存在します。 だからこそ、和解のチャンスや和解のサインを見逃すのです。 要するに、和解について、裁判所の出すサインはわかり...

00790_紛争・有事状況のゲーム環境たる裁判システムを理解する21:裁判所は「気まぐれな神様」

官舎にひっそりと住み、飲みに行くときも周囲に気を使い、ストレス解消で気ままにハジケルことすら自粛する。 そんなおカタい公務員かと思えば、憲法上「自分の良心にさえしたがっていれば、仕事の上で何をやらかしてもよろしい」と絶対的覇権的権力を完全な自由裁量で行使する自由が保障された独裁者で、たまに社会常識に反する無茶苦茶なこと...

00771_紛争・有事状況のゲーム環境たる裁判システムを理解する2:「三権分立」というアングルでみた、裁判所というお役所の際立った特異性

裁判所は、「契約管理を含めきちんとしたトラブル予防措置をぬかりなく講じた慎重な人」にとっては快適な場所ですが、「ロクに契約書を読まずにサインしておきながら『裁判官が自分に都合のいい解決をしてくれる』という身勝手で過大な期待を抱いた方」にとっては失望を大きくするだけの場所です。 「裁判官」と「裁判官によって運営される裁判...

00770_紛争・有事状況のゲーム環境たる裁判システムを理解する1:期待はずれの裁判所

期待はずれの裁判所 多くの人にとって裁判所は知識も経験もなく、「どんな人がいて何をやっているのか、さっぱりわからない」という存在ではないでしょうか。 われわれ弁護士は、裁判官登用試験と共通の試験(司法試験)に合格し、裁判官と同じメニューでの実務教育(最高裁判所管轄下の司法研修所で行われる司法修習)を一定期間(私の時代は...