02075_M&Aを検討する全ての企業経営者がふまえておくべき教訓

2017年4月、日本郵政は、2015年5月に買収した豪州の大手物流会社、トールホールディングスについて4003億円の特別損失を計上すると発表しました。 買収の際には、のれん、商標権として52億7600万豪ドル(5048億円)を計上していました。 例え話を使って、ざっくりいいますと、5048万円の3LDKの投資用マンショ...

01998_M&Aの「DD」「デューデリ」って何? (教えて!鐵丸先生Vol. 41)

「DD」「デューデリ」 とは、正式名称デュー・ディリジェンス(Due diligence)と呼ばれるもので、M&A実務の世界では、 「買収対象である企業の調査」 とほぼ同義のものとして使われています。 「買い手は常に注意せよ」という法格言がありますが、 「買い物に失敗したら、すべて買い手が悪い。買主の不注意がす...

01997_M&Aって何? (教えて!鐵丸先生Vol. 41)

M&Aは、チョーわかりやすく言うと、企業そのものを取引対象とする売買、すなわち「買い物」の一種ということです。 企業が普通に買い物をする場合、ヒト、モノ、カネ、ノウハウといった形で、個別経営資源毎にバラバラで調達します。 他方で、「これをいちいちやっていると面倒くさくてしょうがない。ヒト・モノ・カネ・ノウハウが...

00048_「たかが買い物(会社を買うだけ)」に過ぎないM&Aが、なぜ、そんなに難しい課題とされるのか?

M&Aといっても、その本質は売買取引で、売買の対象が、車や不動産ではなく、事業や会社に変化しただけです。 さらにいえば、売買形態の圧倒的多数を占めるのは株式譲渡であり、いってみれば、会社の株全部を売買する、という株の売買取引、というのがM&Aのほとんどの取引の実体です 。 では、M&Aがなぜ小難しいかといいますと、1 ...

00047_M&A取引で必ず出てくる、デューディリジェンスとは?

M&A取引で、よく「デューデリ」「DD」などという言葉が出てきますが、これはどういう内容なのでしょうか? 「デューデリ」「DD」とは、正式名称デュー・ディリジェンス(Due diligence)と呼ばれるもので、私なりにざっくり訳すと、「(ボーっとしてたら、騙されるさかい)騙されんように、よう、注意しとかんと、あきまへ...