オペレーション(ルーティン・ワーク)は、オペレーション(ルーティン・ワーク)を十年一日の如く延々と繰り返すだけでは、企業は発展できません。
無論、アルバイト等、もともと
「作業」
を請け負っているだけの方であれば、オペレーション(ルーティン・ワーク)を延々と続けるだけであっても、特段の非難には値しません。
しかしながら、
「作業」
ではなく、企業の発展・進化のための
「仕事」
を任されている企業人としては、オペレーション(ルーティン・ワーク)に従事する
「作業」
を継続するだけでは、
「仕事」
をしているとは評価できません。
では、オペレーション(ルーティン・ワーク)をいきなり改善できるものなのでしょうか?
おそらく、それは困難であろうと思います。
オペレーション(ルーティン・ワーク)を改善するには、いくつかの前提ステップが介在しますし、この点をきちんと踏まえて行かなければなりません。
まず、オペレーション(ルーティン・ワーク)はそのフローや詳細を記録して可視化されなければなりません。可視化できないものは測定(評価)できないからです。
記録され、可視化されたものは、測定(評価)しなければなりません。
そのために、一定の基準を作る必要があります。
測定(評価)できないものは管理できないからです。
そして、測定(評価)した後は、管理されなければなりません。
すなわち、管理責任者を指定し、その者によって、賞罰評価をしなければなりません。
測定(評価)できないものは、改善も洗練も拡大も発展も望めないからです。
そして、可視化・測定(評価)・管理・改善(洗練/拡大/発展)を行う基準は、
経済合理性(より安く、より短時間で、より少ない労力で、より儲かるように)
と、
法令遵守(法令やその他遵守すべき基準をきっちり守る)
の2つの基準とすべきです。
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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