01852_有事の際、自分に合う弁護士を探す視点その1

「私には、この弁護士は合わない。私に合う弁護士は、話をわかりやすくかみくだいてしてくれる方だ」
と、いうクライアントがいたとしましょう。

そのクライアントの視点は、どこにあるのでしょうか。

有事の際、法務相談では、誠実である弁護士ほど、腹立たしいほどの現実を伝えます。

「勝つため、有利に運ぶために、最善と考えられたもの」
を伝えることこそが、誠実に仕事することだからです。

ただし、それは、クライアントにとっては、
「あまりにも鮮烈で、耳を塞ぎたくなるくらい、的を射ている」
というものです。

「勝つため、有利に運ぶために、最善と考えられたもの」
を伝えることをモットーとしている著者の場合、今まで、どのクライアントからも、
「先生の話はわかりにくい」
「咀嚼が足りない」
と言われたことはありません。

むしろ、
「先生、何を言ってもいいけれど、本当のことだけは言わないで。しかも、わかりやすく、ど真ん中をつかないで」
と言うクライアントもいるほどです。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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