01992_企業法務リスク調査手法

企業法務リスク調査は、次のような流れで進めることになります。

(1)エラーないしリスクの端緒の発見
(2)トップマネジメントによる調査の決定
(3)チームの組成とオーソライゼイション
(4)調査の実施(ファクトベース)
・ドキュメントレビュー
・インタビュー
(5)調査の実施(イッシューベース)
・関係法令の調査抽出
・エラー/リスク/事件の洗い出し
・エラー/リスク/事件の評価(リスクないし事件の重大性の評価軸と、対応情の緊急性の評価軸によるマトリックス評価)
(6)総括

ハインリッヒの法則を前提とすると、1つの重大事件があれば、29の事件ないしリスクが潜在し、さらに299の事件に発展する可能性のあるエラーないしリスクが潜在する、ということですから、実際動くと、うんざりするくらい“膿”が出てくると思います。

企業法務リスク調査手法については、該当コンテンツを参照してください。

00759_企業法務リスク発見(抽出)・特定の手法1:日本の産業界において、法務リスクを効果的に発見・特定できている企業はほとんどない

00760_企業法務リスク発見(抽出)・特定の手法2:リスクや課題の発見・特定を阻害するもの(1)正常性バイアス・楽観バイアス・常識(という偏見ないしフィルター)

00761_企業法務リスク発見(抽出)・特定の手法3:リスクや課題の発見・特定を阻害するもの(2)法の無知や無理解を引き起こす「霞が関文学」や「霞が関言葉」

00762_企業法務リスク発見(抽出)・特定の手法4:リスクや課題の発見・特定を阻害するもの(3)リスク管理に携わる実務担当者の「伝える力」の貧困さと、企業役職員の知ったかぶり

00763_企業法務リスク発見(抽出)・特定の手法5:リスクや課題の発見・特定するための具体的なスキルの実装

これらコンテンツは、もっぱら重大不祥事・コンプライアンスマターとなる事件・事案の調査手法の話であり、企業の規模や環境によっては少しモディファイが必要となりましょうが、弊著「企業法務バイブル」にても、段取りや進め方について記述しております。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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