01822_課題対処のためのリテラシーその3_訴訟を提起して大ごと化

訴訟を提起して、相手から出てきたミスやエラーや心得違いや違法行為を、増幅して、大事(オオゴト)にして、法的メッセージとして構築して、相手がもっともビビるような体裁でフォーマル化して、どんどんぶつけていきます。 このような前提にして、また、企業の取り組み哲学を明確にして、猫パンチをどんどん繰り出して、相手に負荷を与える、...

01821_課題対処のためのリテラシーその2_見て見ぬ振りをするか、訴訟でやり込めるか

相手のミスやエラーや違法行為を無視・軽視して、見て見ぬ振りをするか、それとも、鬼の首を取ったかのようにして誇張して、嫌がらせの武器として、訴訟でやり込めるか・・・。 「相手のミスやエラーや違法行為を無視・軽視して、見て見ぬ振り」をして、そのままおざなりの解決をしたがために、不安に苛まれ、不満が募る方がいます。 「相手の...

01820_課題対処のためのリテラシーその1_人は法を守れない

クライアントには、まず、前提として、課題対処のために必要な正しいリテラシーを実装していただく必要があります。 1 人は法を守れない 人間は、生きている限り、法は守れません。 これは歴史上証明された事実です。 つまり、誰しも、叩けばいくらでもホコリが出てきます。 詳細が必要であれば、 をご高覧ください。 著者:弁護士 畑...

01819_紛争法務戦略構築

紛争法務戦略構築は、法律知識だけでは対処できないもので、相手の心理や状況に対する想像力の豊かさがポイントになります。 この手のノウハウは、無論、東大でも司法研修所でも教えてくれませんし、法廷に立ったことがなく行政書士みたいな仕事だけで食べておられる予防法務専門弁護士の方々もあまりご存じない領域です。 この戦略構築能力は...

01818_ステップ4:相手方への訴訟提起

弁護士は、クライアントからのファクトレポーティングをもとに、法的三段論法を用いて法的主張を構築し、相手方に対して、これをぶつけていきます。 この圧力が契機になって、裁判外交渉の場ができて、そこで、圧力と対話を織り交ぜた解決に向けた協議が持たれる可能性も出てきます。 しかし、クライアントと相手方の利害対立がシビアで、裁判...

01817_ステップ3:相手方への宣戦布告

弁護士は、クライアントからのファクトレポーティングをもとに、法的三段論法を用いて法的主張を構築していきます。 法的主張が完成したら、相手方に対して、これをぶつけていきます。 その際、会社から内容証明を送りつけるのか、監査役の監査を前置するのか、株主として提訴要求通知を出して会社が賠償請求するのか、等各種手法選択が考えら...

01816_ステップ2:法的主張構築

弁護士は、クライアントからのファクトレポーティングをもとに、法的三段論法を用いて法的主張を構築していきます。 法的三段論法とは、「規範があり、事実があり、その上で結論が出る」というプロセスのことで、大前提(法解釈)小前提(事実認定)結論によって構成されます。 弁護士は、1 クライアントからのファクトレポーティングを小前...

01814_ステップ1:ファクトレポーティング

法務相談では、弁護士はクライアントから話を聞き取り、クライアントのおかれた状況をメタ認知(俯瞰認知)しながら、法的なテーマを浮かび上がらせていきます。 初回の法律相談では、クライアントが弁護士に話す内容は、当事者であることから、センチメントも、単なる噂や罵詈雑言も混入されています。 弁護士は聞き取った話を分解し、テーマ...

01813_弁護士の手の内

有事になると、弁護士は、以下のように事項を因数分解し、戦略を練る準備をすすめていきます。 1 戦略立案環境 1)コミュニケーション環境 (1)電子メール(2)携帯電話(3)FAX 2)情報環境(状況認知・観察) 3)思考環境(論理則や経験則やリテラシーの実装)(1)法的三段論法 ・大前提:規範特定(法律にはこう書いてあ...

01812_続・弁護士としての価値

弁護士の助言に滅入るクライアントもいます。 ただ、それはお門違いというものです。 弁護士は、現実を提示しているだけです。 現実を、ありのままに、メタ認知(俯瞰認知)して、妙なセンチメントを混入させずに、フェアにお伝えしているだけです。 怒るとすれば、包み隠さず現実を提示した弁護士に対してではなく、現実に対して、あるいは...