02094_事実経緯の整理が「攻守の土台」を作る
事実経緯を整理する作業は、感情を抜きにして冷静に行う必要があります。 これは、今後の「攻撃」と「防御」のすべての基盤となる重要なステップだからです。 まず、事実経緯をまとめる際に重視するポイントは次のとおりです。 1 登場人物を網羅的にリストアップ 最初に、事件や問題に関係する「登場人物」をすべて挙げてください。 相手...
事実経緯を整理する作業は、感情を抜きにして冷静に行う必要があります。 これは、今後の「攻撃」と「防御」のすべての基盤となる重要なステップだからです。 まず、事実経緯をまとめる際に重視するポイントは次のとおりです。 1 登場人物を網羅的にリストアップ 最初に、事件や問題に関係する「登場人物」をすべて挙げてください。 相手...
契約書確認や修正を依頼する際には、ビジネスの意図を明確にし、それを契約内容に正しく反映させることが重要です。 実際、漠然とした依頼をする方がいらっしゃいます。 漠然とした依頼の例 「ビジネスの概要としては、A研究所と業務提携契約を結び、基本的に、研究成果は相手方に、ビジネスはこちらが受け取る」1 相手方から送られてきた...
【事例/質問】 電話で問い合わせがあり、その内容が会社の製品や商品の使い方などの単純なものではなく、答えにくい質問だった場合、弁護士に相談したらどのようなアドバイスが受けられるのでしょうか? 【鐵丸先生の回答/コメント/アドバイス/指南】 答えにくい質問がなされた場合、それは単純な問い合わせではなく「有事」と認識すべき...
裁判について、私はクライアントに次のようにお話をします。 裁判の本質:真実ではないストーリー 裁判は「真実を発見する手続き」ではありません。 判決は、原告・被告それぞれのストーリーを聞き、どちらのストーリーが「聞いて心地よいか」を判断して選ぶ場です。 これは、事実に基づいた冷静な判断というより、裁判官の感覚に響くストー...
<事例/質問> 海外取引で揉めています。 顧問弁護士に任せていたら、訴訟地が相手企業の国と考えているようで、心配になってきました。 この方針は、妥当なものなのでしょうか? 何となく、素人的にアウェイ感が漂うのですが・・・。 進め方での問題があるとすれば、どういう点が考えられるでしょうか? また、勝率を高め...
<事例/質問> あるプロジェクトをすすめていました。 私は経営者ですが、別途プロジェクトオーナーがいます。 さて、税務署から「お尋ね」や「確認のための通知」が届きました。 このことを、プロジェクトオーナーに相談すべきか、あるいは、顧問弁護士に相談すべきか、悩んでいるうちに時間が経ち、結果的に、税務署からの通...
<事例/質問> 英文契約書に関してアドバイスをください。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 英文契約の場合、1 言葉が通じないケース2 話が通じないケース、3 言葉も通じてないし、話も通じてないケースが考えられます。 特に、中小企業には、3のケースが圧倒的に多いです。 ということで、前...
<事例/質問> 先日掲載されたWEB記事において、弊社製品に対して根拠なく批判的なコメントが掲載されました。 大手量販店の販売員を名乗る人物がインタビューに答える形で、弊社製品品質について、事実無根の批判を展開しています。 記事はWEBサイトの掲載のみならず、雑誌紙面においても同様の記載があるようです。 弊...
契約書確認は、ビジネスの現場で頻繁に求められる業務です。 しかし、時には驚くほどのスピード感を持って対応を求められることがあります。 この「緊急対応」には、実は見えないリスクや課題があります。 緊急契約書確認で起きるリスクや課題 1 表現やロジックの不備がある クライアントから示される契約書は、表現が不明確でロジックに...
弁護士の元には、様々な内容の相談が寄せられますが、大きく2つのタイプに分類できます。 1 質問や依頼内容が明確で、具体的な場合2 何を相談すればよいのか、自分でも分からないため、一緒に整理してほしい場合 2のケースでは、弁護士がクライアントとディスカッションを重ねながら問題を整理する必要がありますが、このプロセスがスム...