00799_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)8:正しい試行錯誤(ゲーム・チェンジ)をする
失敗や想定外が生じたら、マネージャーは、修正力を働かせ、修正提案を命令発令者に意見具申することが求められます。 意見具申はおろか、報連相すらなく、独断で勝手なことをするのは事態を悪化させるだけです。 そして、修正範囲は、命令の修正、課題の修正(再発見・詳細化・具体化)、目標の修正(再定義)等、あらゆる範囲に及びます。 ...
失敗や想定外が生じたら、マネージャーは、修正力を働かせ、修正提案を命令発令者に意見具申することが求められます。 意見具申はおろか、報連相すらなく、独断で勝手なことをするのは事態を悪化させるだけです。 そして、修正範囲は、命令の修正、課題の修正(再発見・詳細化・具体化)、目標の修正(再定義)等、あらゆる範囲に及びます。 ...
何事も失敗や修正はつきものです。 人は怠惰の誘惑から逃れられません。 線表を策定し、線表に基づく達成状況の監視とペナルティーのシビアな運用等は必須です。 丸投げしたり、ブラックボックスを作ったままの遂行体制は、必ず失敗に繋がります。 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧にな...
命令の実行において大切なのは、結果指向・目的指向で、卑劣で非常識なものも含めて、合理的に準備を行ない、段取りを組むことです。 あらゆる想定外を想定し、悲観的に考え、命令が達成できない場合の予備案(Bプラン)をもっておくべきです。 お神輿をかつぐときにサボる人間が必ずでるように、集団で何かを行うとき、士気を高く維持するこ...
命令(指示)は、受ける方より、発する方が大変です。 間違った命令を発すると、大きなロスやダメージが発生し、命令を行った者が罰せられます。 また、デリバリ(発令)も大事です。 命令はあくまで到達主義が基準原理になります。 受け手が理解してナンボです。 抽象的で、意味不明で、指示内容が一義的でない命令や、受け手が理解できな...
有事(存立危機事態)対処を行う上で、最初に行うのは、正しい状況認知と状況解釈です。 自分のおかれた状況と現実と改善可能な範囲や相場観を理解すべきです。 おそらく、この認知と理解は、腹立たしく、不愉快なものだと思いますが、そういう感情を克服して、ドライかつクールかつ冷静に状況と相場を把握しましょう。 そして、正しい状況と...
学校で教わったことと、社会の現実は、まったく違うものです。 特に、有事(存立危機事態)という非常識な状況に対向するための非常識な対処行動設計は、常識はまったく通用しません。 学校では、「努力は尊い。結果がすべてではない。努力はいつか報われる。失敗をおそれるな。次がある」と教わります。 ところが、有事(存立危機事態)とい...
有事(存立危機事態)対処というプロジェクトは、 社内の誰も経験したことのない、アブノーマルな事態に対処するものであり、滅多に起こらないし、故に誰も正解がわからない、というか、そもそも正解があるかすらわからないプロジェクトです。 もちろん、常識や良識や陳腐な考え方では太刀打ちできません。 といいますか、「常識」自体「物心...
「裁判官の頭脳の中に存在する特殊な常識や考え方」がひどいとか、矯正が必要とか、という話はあるでしょう。 実際、そういう話は、主に敗訴した側の当事者や代理人弁護士からよく聞かれます。 しかし、前記思考ロジックは、不愉快であっても間違っているとまでは言えませんし、ましてや、ゲームの勝敗を決定する権限を有するジャッジの思考な...
保佐や後見の処置をしていない認知に問題のあるおばあさんが1億円のリフォームを発注し、契約書が締結され、リフォームの工事が完成し代金が支払われたとします。 この場合、社会常識からすると、当該発注はおばあさんの意志ではなく、明らかに業者の詐欺です。 ですが、裁判官を支配する合理的法律人仮説によると、 「人は、中味を読まずに...
裁判官としては、判決を下す上で必要かつ十分な情報と、「その情報の合理性を基礎づける背景事情」とを、早い段階で欲しています。 ところで、「その情報の合理性を基礎づける背景事情」における「合理性」というものですが、これは世間一般の皆さんが有する「社会常識」や「道義」といったものとは全く異なるものです。 社会常識とは完全に異...