02180_黒字でも倒産する現実_逆粉飾という狂気と、経営者に問われる法務リテラシー
黒字なのに倒産できないのか?という相談 先日、ある経営者から、奇妙としか言いようのないご相談を受けました。 「わが社は儲かっている、いえば、儲かっているのですが・・・。 先生、なんとか、この会社を法的整理できませんかね?」 ふつうに聞けば、意味不明です。 利益が出ている会社が、なぜみずから「法的整理」という言葉を口にす...
黒字なのに倒産できないのか?という相談 先日、ある経営者から、奇妙としか言いようのないご相談を受けました。 「わが社は儲かっている、いえば、儲かっているのですが・・・。 先生、なんとか、この会社を法的整理できませんかね?」 ふつうに聞けば、意味不明です。 利益が出ている会社が、なぜみずから「法的整理」という言葉を口にす...
企業の経営者や法務担当者の皆さんであれば、誰もが一度は危機状況に直面した経験があるのではないでしょうか。 それは、法的な問題であったり、事業承継の複雑な局面であったり、あるいは不測の事態による突然の損失であったりするかもしれません。 そんな時、専門家へ相談にいらっしゃる皆さんの多くは、まさに「藁にもすがる思い」で助けを...
依頼者にとっては“最強布陣”であるはずの複数弁護士による共同受任。 その調整役というと、「損な役回り」と思われがちですが、実のところ、“うま味”があるポジションでもあります。 依頼者との距離が近い弁護士がその役に就けば、関係者間の交通整理を通じて、案件の動線そのものを握ることができます。 全体を俯瞰する立場にもなりやす...
事業承継の現場には、法務だけでは語りきれない「感情のもつれ」がつきものです。 親子間のわだかまり。 兄弟姉妹の不公平感。 義理の家族との距離感。 たとえば、長男に会社を継がせると決めていた父親が、いざ引退の時期が近づいてくると、急に決断を先送りにしはじめる。 あるいは、会社を手伝ってきた長女が、いくら貢献しても「経営は...
ビジネスの現場では、「正解」が存在することが多く、その正解を見つけるためのルールや手順が整備されています。 たとえば、新商品の販売戦略を考えるとき、過去のデータや市場分析をもとに「何をすべきか」が具体的に見えてきます。 このように、正解に向けて効率的に資源を投入しながら進むのがビジネスプロセスの基本です。 一方で、法律...
<事例/質問> 起業を考えています。 ざっくりした相談ですが、ビジネスに詳しい弁護士の先生のお立場から、注意すべき点があれば、ご教示ください。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> まず、起業に際して重要なのは「お金を愛せよ」ということです。 世間では「お金は汚いもの」という価値観が広がっていますが、こ...
<事例/質問> FIREブームの影響で会社を辞めて起業した先輩がいますが、いきなり失敗して田舎に戻り、奥さんとも離婚しそうな状況です。 僕も起業を考えているのですが、失敗しないためにはどのような点に気をつければよいでしょうか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> サラリーマンから起業する方が失敗する原...
<事例/質問> 「御社の事業は素晴らしい。極めて有望だ。上場も夢ではない。あなたはIPO(株式公開)に興味はないか? 私はこれまで何社もの上場を支援してきた。私に出資させて、私の仲間も役員に入れ、一緒に上場の夢を実現しないか」という話が浮上して、出資をしてもらう話が進んでいます。 正直申し上げて、上場とかI...
<事例/質問> 友人が作ったベンチャーの株式会社に一部出資しましたが、これが経営に失敗して、多額の負債を背負い込んでしまいました。 株主の私は、負債を肩代わりしなければなりませんか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 結論から言います。 株が紙くずになるだけで、あなたは多額の負債を肩代わりする必要...
<事例/質問> 会社を作りたいのですが、どんな会社があって、どうやって選ぶんですか <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> まず最もポピュラーなのが株式会社です。 株式会社は資本金1円から設立可能で、株主は出資金がゼロになればそれ以上の責任を負わない、つまり有限責任の会社形態です。 有限会社...