01717_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)28_所有と経営の分離
企業のほとんどは、「株式会社」という組織形態を採用しています。 ここで、「株式」「株券」「株主」「株主総会」という基本的概念を整理・把握すると同時に、「株式会社」という制度インフラの根底に存在する「所有と経営の分離」という組織統治理念について解説いたします。 まず、「株式」「株券」「株主」についてです。 株主とは、株式...
企業のほとんどは、「株式会社」という組織形態を採用しています。 ここで、「株式」「株券」「株主」「株主総会」という基本的概念を整理・把握すると同時に、「株式会社」という制度インフラの根底に存在する「所有と経営の分離」という組織統治理念について解説いたします。 まず、「株式」「株券」「株主」についてです。 株主とは、株式...
1 法人制度とは 企業のほとんどは、株式会社、という形態で営まれます。 この株式会社は、営利社団法人であり、広いくくりでいうと「法人」の一種です。 そして、日本の法人の中でもっとも数多いものであり、「法人」の代表選手といえるほどメジャーな「営利社団法人」です。 「法人」とは「法律上のフィクションによって、人として扱うバ...
1 債権管理回収 商品やサービスをカネに変える営みを「営業」という、といいました。 しかし、営業の種別によって、「商品やサービスが瞬時にカネに変わるプロセス」もあれば、「商品やサービスが一旦債権に変わり、債権(支払い約束)がさらにカネに変わる、という2段階のプロセス」を踏む場合もあります。 例えば、コンビニエンスストア...
1 そもそも企業とはどのような存在か 企業活動を取り巻く法とリスクを体系化して捉えるためには、まず、「企業とは何か」「企業とはどんなことをしているか」 ということを知らなければなりません。 企業というのは、営利活動をする組織を指しますが、要するに、「組織として、チームとして、利益を追求する存在」といういい方もできます。...
1 序 会社法・ガバナンスに関する基本知識・前提知識に不安がある方は、 を事前にご高覧下さい。 2 株式会社制度 1)法人制度と有限責任制度 01502_株式会社には「責任者」などという者は存在しない1「有限責任」とは社会的・一般的には「無責任」とほぼ同義01503_株式会社には「責任者」などという者は存在しない2ビジ...
皆さん、お手洗いに行ったら、必ず、拭くべきところを拭き、流すべきものを流し、手を洗い、身だしなみを整えてからお手洗いから出てこられると思います。 たとえ、用足しの途中に、重要な電話がスマホにかかってきて、一時中断となったとしても、この手続を省略して、何も体裁をほどこさずに、電話をしながらお手洗いを出て、歩きながら電話を...
01626において、「(g)命令の達成状況を確認する」というビジネス上のタスク・アイテムについて、「正しい命令が、正しく、予定どおり実行され、成果が想定どおり達成される」ということ事態が稀有である、という保守的な想定のもと、慎重に、臆病に、命令達成状況を細かく把握し、確認することが、プロジェクト・マネジメントにおいて必...
01625では、 「正しくデザインされ、策定され、発令した命令」が、「漫然と成果を待っていただけでは、永遠に正しく実行されないまま放置されるか、あるいは、本来の方向とは違った方向に進みだして、有害な結果をもたらすリスクが増殖する」ということを指摘し、「正しい命令が、正しく実行されるためのスキル」をご紹介しました 。 そ...
「SMART」基準を充足する適切なコミュニケーションメッセージとしての「正しい命令」が発令されたとしましょう。 「正しい命令」すなわち、「デタラメで適当で、具体的かつ現実的な観点で何を達成したいのか理解不能な命令」ではありません。 また、「たとえ、美辞麗句がまばゆいくらいに散りばめられた格調高い文章で表現されていたとし...
物事を正しく進め、成果を出すためには、さらにいえば、M&Aのように「常識が通用しない、イレギュラーでアブノーマルなプロジェクト」を成功させるためには、正しい状況認識ができ、正しく目的が定められ、正しく課題がみつけられただけでは、まだ不十分です。 大きなプロジェクトを進めて成果を出すためには、ほぼ例外なく、ヒエラルキー(...