00766_社外弁護士への外注スキル3:外注先業者たる弁護士の実体と生態(2)弁護士に専門分野があるのか?

よく、「医者の世界では、内科医、小児科医、眼科医、産婦人科医、外科医のように、専門ごとに別れていますが、弁護士の世界でも専門とかあるのですか?」と聞かれることがあります。 この質問の答えとしては、極少数の例外を除き、ノーです。 弁護士の場合、ほとんどの実務分野において、顕著な専門的分化は見られません。 「昨日は不動産訴...

00765_社外弁護士への外注スキル2:外注先業者たる弁護士の実体と生態(1)弁護士バッジをもらうまで

一昔前の世間一般の弁護士の印象というと、「なんだか理屈っぽくて、とっつきにくく、そもそも滅多にお目にかかれない存在。たまにお目にかかるときはというと、トラブルにあったときで、できれば一生お目にかかりたくない存在」といったもので、一種の疫病神のようなイメージだったのではないでしょうか。 ところが、現在では、お茶の間をわか...

00764_社外弁護士への外注スキル1:法務担当者の外注スキルの意義・重要性

法務部の仕事は、すべて自力でやり遂げるものではありません。 自力でやり遂げることを期待されていない領域や、自力でやり遂げようとして失敗したら会社に迷惑や損害を及ぼすので、自力でやり遂げてはならない領域、というものもあります。 前提として、企業に生じる法務サービス(法務安全保障や事件・事案処理に関する専門サービス)につい...

00679_法務外注の基本思想:「社会人の仕事」と「学生の勉強や試験」との最大の違いは、社会人が仕事を進める場合、学生の勉強や試験と違って「カンニングや替え玉受験やレポート代筆等がすべてOK」という点

企業内に生じた法務サービスについては、法務部が内製化して自力で完遂すべきでしょうか? それとも、顧問弁護士等の社外専門家に外注した方がいいのでしょうか? でも、社外に外注するのであれば、法務の仕事は、外注管理ということになり、であれば、「弁護士という圧倒的に優秀なスキルを保持するサービス提供者の腰巾着か太鼓持ち」という...