02144_ミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化が、経営を守る_04会議で決まったのに動かない組織―原因は“やらない議事録”にあった
ある会社での話です。 その会社では、毎週定例の会議が開かれており、さまざまな課題が持ち寄られ、活発な意見交換が行われていました。 プロジェクトの遅れ、顧客対応、業務フローの見直し、取り上げられる議題は毎回盛りだくさんで、会議時間も足りないほどでした。 ところが、数週間後に同じ会議が開かれると、また同じ議題が俎上に載って...
ある会社での話です。 その会社では、毎週定例の会議が開かれており、さまざまな課題が持ち寄られ、活発な意見交換が行われていました。 プロジェクトの遅れ、顧客対応、業務フローの見直し、取り上げられる議題は毎回盛りだくさんで、会議時間も足りないほどでした。 ところが、数週間後に同じ会議が開かれると、また同じ議題が俎上に載って...
最近では、リモート会議の普及により、TeamsやZoomなどのツールを使って会議を行う機会が増えています。 移動の手間がなくなり、多拠点とのやり取りもスムーズになるなど、リモートならではのメリットも大きい一方で、記録の扱い方に関して新たな課題が生まれています。 特に問題となるのが、チャットログと正式な議事録、そしてAI...
議事録は「ただの記録」ではない ある会社で、こんなトラブルがありました。 数か月前の取締役会で、「新商品Aを3か月以内にローンチする」という方針が共有されたはずでした。 ところが3か月後、計画は大きく遅れ、「誰が、どこまでやるか」が曖昧なまま、プロジェクトは大幅に遅れ、立ち往生していたのです。 原因をたどると、議事録の...
事実経緯を整理する作業は、感情を抜きにして冷静に行う必要があります。 これは、今後の「攻撃」と「防御」のすべての基盤となる重要なステップだからです。 まず、事実経緯をまとめる際に重視するポイントは次のとおりです。 1 登場人物を網羅的にリストアップ 最初に、事件や問題に関係する「登場人物」をすべて挙げてください。 相手...
まず、企業活動を記録する文書は、体裁面で適正なものでなければなりませんが、手形や議事録など法律上形式が定まっているものを除き、5W2H(When, Who, Where, What, Why, How, and How much)に従って、事態を客観的に示したものであれば、企業にとって簡便な体裁を採用して差し支えありま...
法務文書とは、特定の具体的事実を立証する力を有することを根源的本質とします。 特定の「事実」であり、評価や解釈ではありません。 ですから、こいつはひどい、あいつは悪い、これは許せない、正義に反する、これは素晴らしい、といった修飾語は、基本的に不要であり、有害なノイズとなります。 もし、どうしても、そういう評価や解釈を叙...