00722_企業倫理と法令遵守はどういう関係に立つのか?
A説:コンプライアンス=法令遵守+倫理的要請の遵守 B説:コンプライアンス=法令遵守のみ。倫理的要請の遵守は、別途の問題として議論すべき、リーガルマターとしてのコンプライアンスの議論と混同すべきではない。 A説の問題点:A説は往々にして、法務活動のサボタージュのための弁解として使われる。すなわち、コンプラという実体なき...
A説:コンプライアンス=法令遵守+倫理的要請の遵守 B説:コンプライアンス=法令遵守のみ。倫理的要請の遵守は、別途の問題として議論すべき、リーガルマターとしてのコンプライアンスの議論と混同すべきではない。 A説の問題点:A説は往々にして、法務活動のサボタージュのための弁解として使われる。すなわち、コンプラという実体なき...
「役員個人として、個人の法務安全保障上、法務部に対して、常にきちんと把握し、不安になったりリスクを感じたりすれば、すぐさま答えてもらいたい事柄」として、「企業経営に失敗した場合において経営幹部が負担しなければならない責任としては、どのようなものがあるか?」という課題があります。 1 純経営上の失敗 (1)経営責任:辞任...
国家運営システム 株式会社運営システム 国民 株主 国会 株主総会 内閣 取締役会 内閣総理大臣 代表取締役 裁判所 監査役 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】✓当サイトをご訪問いただいた企業関係者の皆様へ...
本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース11:“金賞”認定偽装で、消費者だまして、大儲け!をご覧ください。 相談者プロフィール:大雪(おおゆき)酒造株式会社 代表取締役社長 升山 研一郎(ますやま けんいちろう、3...
本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース6:トップの公私混同取引が発覚した!をご覧ください。 相談者プロフィール:株式会社コンドー商事 代表取締役 甲子 昆堂(こうし こんどう、84歳) 相談概要:家電量販店をチェ...
会社の重要な意思決定をする際は取締役会決議で決めるものとされていますが、反対であればその旨きっちりと議事録に残しておくことが重要です。 過大な投資をしたり、アホなプロジェクトを立ち上げたり、骨董を買ったり、愛人の会社に大口発注したり、なんて話が出たときに、「そんなのイケナイよ」と反対したものの、「いいじゃん」「大丈夫だ...
「会社で一番エライのは誰ですか?」というと、たいてい「社長」とか「会長」とかの答えが返ってきますが、会社で一番エライのは代表取締役や取締役ではありません。 会社で一番エライのは会社の株式を持つ所有者たる株主であり、株主の意思決定機関である株主総会です。 代表取締役とか取締役ってエラそうに見えますが、株主総会で選ばれなけ...
会社の代表取締役って独裁者のイメージがありますが、実は、取締役の選挙によって選ばれているに過ぎません。 ですから、大昔、某有名デパート会社であったように(最近では、某大手通信機器メーカーや、某超大手自動車会社でもあります)、ワンマン社長がある日突然解任されることだってあります。 なお、最近では、執行役制度や委員会制度と...
会社の運営機関は、よく国の政治機構にたとえられます。 日本の国の政治システムはなかなかわかりにくいですが、法律的にとらえると実に単純です。 すなわち、日本の政治は、 国民が自分の意志を代弁してくれる代表(国会議員)を選び その選んだ代表があつまる会議体(国会)が多数決で国の代表(内閣総理大臣)や国の運営の重要なルール(...
会社の種類ですが、会社には4つの種類があります。 合名会社、合資会社、合同会社、そして株式会社です。 みなさん、これらの違いってわかります? これらの違いを説明するには「有限責任」「無限責任」というものを理解する必要があります。 会社が倒産した場合に、出資者が出資した金額を損してしまうのは当然として、それ以上に、債権者...